こんにちは。不可思議絵の具(Twitter)です。
自動車・バイク用バッテリーの処分方法をまとめました。
バッテリーって燃えるゴミに出せないんですよ!
それでいて、「どう処理すべきか」が正しくアナウンスされていないような気がします。
結論から言うとガソリンスタンドに持ち込むのが一番手っ取り早い(無料で話が早い)のですが、その過程で色々調べたので、せっかくなので記録しました。
答えだけ知りたい方は次の【処分方法】の章だけ読んでください。
処分方法(早く知りたい方向け)
ガソリンスタンドに持っていくのが早い
廃バッテリーの数が数個程度なら、ガソリンスタンドに自分で持っていくのが一番手っ取り早いです。
給油のついでにでもバッテリーを持っていって店員さんに
「バッテリーを引き取ってもらいたいのですが」
とでも伝えればOKです。
大抵の店は快く無料で引き取ってくれるでしょう。
私の場合、家の近所のENEOS(旧Esso)セルフスタンドに問い合わせもせずに持っていきましたが、「あぁ、そこら辺に置いといてくださ~い!ラッシャーセー!」くらいの軽いノリで完了しましたw
不法投棄です。
給油前に聞くのがコツ?
ただ、店によっては拒否されたり、無料ではない可能性がありますので、心配な方は持っていく前に電話で問い合わせましょう。
少々いやらしいですが、交渉を有利にするために給油前に聞くといいかもですね。
ダメと言われれば、他の店に持っていけば良いだけですから。
じっくり知りたい方向けの説明
以下、私がバッテリーを捨てるまでに調べて分かったことをまとめておきます。
バッテリーは燃えないゴミに出せない
バッテリーには硫酸や鉛などの有害物質が含まれているので産業廃棄物扱いになり、ほとんどの自治体では燃えないゴミに出せません。
中には引き取ってくれる自治体もあるのかもしれませんが、少なくとも私の住む福岡県福岡市ではゴミ出しはおろか、ゴミ処理場への持ち込みにも対応していませんでした。
参照 家庭ごみの出し方ルール|福岡市ごみと資源の分け方・出し方情報サイト
(※ゴミ出しルール。「市の処理施設で受け入れられないごみ」欄参照)
参照 福岡市自己搬入ごみ事前受付サービス よくあるご質問について
(※持ち込みルール。Q17「車,バッテリー,灯油などの処理はどうしたらいいのですか?」欄参照)
だからといって勝手にゴミ捨て場に置くと不法投棄となり罰せられますので要注意です。
どこで回収してくれるのか・いくら掛かるのか
じゃあ、どこで引き取ってくれるんだよ!?
と途方に暮れましたが、大まかに以下のようなお店で引き取ってくれることが分かりました。
持ち込みやすい順に紹介しています。
処分費用の相場としては、1,000円程度までのようです。
①ガソリンスタンド
一番メジャー(?)なのはガソリンスタンドみたいです。
至るところにあるので持っていきやすいですね。
私自身も近所のガソリンスタンドで無料で引き取ってもらいました。
彼ら自身、バッテリーを沢山廃棄していて処分のルートは確立しているはずなので、給油のついでにでも頼めば嫌な顔はしないでしょう。
強いて言うなら、工場がある(日頃整備をしていて廃バッテリーが発生している)ガソリンスタンドが良いでしょうね。
②自動車屋・バイク屋・オートバックスなど用品店
新車を購入したなど結びつきの強い店であれば、サービスの一環で無料で引き取ってくれる所もあるようです。
無料点検・車検・用品購入など、店に寄る機会があるなら聞いてみる価値はあります。
ただ、馴染みではない店に持ち込んでも有料の可能性が高いようです。
③ホームセンターなど
ホームセンターでもバッテリーを売っていることがありますが、修理が本業ではないので引き取りには消極的なようです。
その店でバッテリーを購入したなら無料、そうでない場合は有料もしくは受け取り不可能というパターンが多いようです。
基本的に電話で要確認です。
⑤廃品回収業者・解体屋
近所に廃品回収業者さんや解体屋さんがあるなら、検討の価値アリです。
ネットで「地域名 バッテリー 廃棄」などで検索すると業者さんが出てきます。
例 「福岡 バッテリー 廃棄」
引取無料どころか買取までしてくれる所もあります。
まあ、郊外にあるので持っていくのが大変だったりするんですけどね…。
バッテリーを送れば無料処分してくれる業者さんもあります(送料自己負担)。
無料と言っても送料は自己負担なので、実質的にはお金が掛かりますが、極力外に出たくない・他人とやり取りしたくない、という方には向いていると思います。
例 バッテリー回収サービス(楽天)
例 バッテリー回収サービス(Yahoo!ショッピング)
バッテリー無料回収の裏側
バッテリーは、一般社団法人「鉛蓄電池再資源化協会」によってリサイクルの仕組みが確立されています。
↑ページの流れ図を見るとよく分かりますが、リサイクル費用はバッテリーメーカーが負担していて、販売店→回収業者→解体業者の間で買取のシステムが出来上がっています。
(もっというと、この原資はバッテリーの購入価格ですね)
この流れに乗らない、純粋にバッテリーの銅を回収するためのルートもあるでしょうが、いずれにせよ、バッテリーは集めて売ると商売になる「資源」ですから、引取料が無料だからと言って不必要にありがたがる必要はありません。
とはいえ、バッテリーは扱いが面倒(重くてかさばる上、正しく保管しないと液漏れして危険)な代物なので、買取価格が低迷したときには嫌がる業者さんがいても不思議じゃないですね。
まとめ
以上、自動車・バイク用バッテリーの処分方法のまとめでした。
ポイントは以下の3点です。
- バッテリーは燃えないゴミに出せない
勝手に捨てると不法投棄として罰せられる - ガソリンスタンドが引き取ってくれる
お店が沢山あるので持っていきやすい - 費用は無料がほとんど、掛かっても1000円程度まで
もともと、趣味の車中泊用のポータブルバッテリーを修理して出てきた古いバイク用バッテリーを捨てるのに難儀した経験から生まれた記事でした。
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では(^o^)/