VCCWでWordPress開発環境を作る方法

Windows10 ProにVagrantを入れ、VCCW(WordPress開発用仮想マシン)を動かすまでの手順の説明です。

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VagrantとVCCWで何が出来るのか

Vagrantは凄くザックリ言うとVirtualBoxやHyper-Vなどの異なる仮想マシンを統一されたコマンドでコントロールするためのラッパー(コマンド集)です。
仮想マシンの作成と初期設定の手順を構成ファイルに記録しておくことで、環境構築を自動的にできるようになります。

VCCWはその構成ファイルで、これを使うとWordPressの開発に必要な仮想マシンをコマンド一発で作成できます。
VCCWで作成した仮想マシンには最初から下記の環境が整っていますので、よくあるWordPress案件に対応できるでしょう。

  • Ubuntu
  • WP-CLI と WordPress
  • PHP 7
  • MySQL 5.7.x
  • Apache 2.4.x
  • NodeJS
  • Ruby 2.3とユーティリティ(特にwordmove)

Vagrantのインストール

This page lists all the available downloads for Vagrant.

ここからWindows版をダウンロード・インストールする。
インストール自体は全部「次へ」をクリックするだけで良いので簡単です。

VCCWのインストール

VCCW is a Vagrant based development environment for WordPress plugins, themes, or websites.

「Getting Started」の通りにやるだけなんですが、何度も英語を読みたくないので手順を記録しておきます。

hostsの追記

公式サイトでは vagrant-hostsupdater のインストールも示されているが、Windowsではhostsの書き換えが出来ないのでインストール不要。

VCCWはデフォルト設定だとIPアドレスが192.168.33.10の仮想マシンを作るので、ホスト名でアクセスできるようにhostsに追記しておく。

具体的には C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts に

を追記する。

boxをダウンロード

を実行すると、VCCWのマスターイメージがダウンロードされる。
VCCWはVirtualBoxを必要とするが、VirtualBoxがインストールされていない場合はこのタイミングで自動的にインストールされる。
上手く行かなかった場合は手動でダウンロード・インストールする。
コンソールの表示がbashっぽいですが、これはConEmuを使っているためで、コマンドプロンプトやPowerShellでの実行と等価です。

設定をダウンロード

「5. Please download .zip or .tar.gz.」から、設定(プロビジョニング)用ファイルをダウンロードする。

設定を任意のフォルダに解凍

解凍先は自分は C:\usr\VM\vagrant\vccw-3.0.6 とした。

仮想マシンの種類を増やす時は

  • C:\usr\VM\vagrant\machine-A
  • C:\usr\VM\vagrant\machine-B

みたいな感じでフォルダをコピーして増やしてゆく。

参照:

VagrantのVCCW仮想マシンを増やす場合の操作方法の説明。

起動

作った設定フォルダに移動し、

を実行する。

実行例:

ちなみに、1回目は5~10分程度待たされるが、2回目以降は1~2分程度で起動する。

実行例:

動きを確認する

表示する

VCCWのデフォルト値ではIPアドレス:192.168.33.10、ホスト名:vccw.devで仮想マシンが作成されるので、http://192.168.33.10/ 又は http://vccw.dev/ をブラウザで開くとWordPress画面が表示されるはず。

WordPress管理画面を開く

管理画面は http://vccw.dev/wp-admin/ をブラウザで開く。
管理画面のID/PASSはadmin/admin

ホストマシンとのやり取り

ホストマシンと仮想マシンのやり取りは以下の方法になる。

  1. 共有されたフォルダ。
    ホストマシンからはVCCWを配置したフォルダの中に wordpress フォルダが見えるので、この中を読み書きする。
    今回だと C:\usr\VM\vagrant\vccw-3.0.6\wordpress
  2. sshで繋ぐ(putty, RLogin, WinSCP等)。
    プロトコル:ssh、ポート:22、ID:vagrant、PASS:vagrant

仮想マシンの操作

全て、操作対象の仮想マシンのディレクトリに移動してコマンド実行する。

状態を確認する – status

マシンを停止する – halt

マシンを起動する – up

他のコマンドは公式サイトで確認して下さい。

Vagrant本体の更新

最新版が出たときは、公式サイトからMSIをダウンロードしてダブルクリックすれば良い。
自動的に更新インストールしてくれる。

但し、自分の環境では更新後Boxの作成がうまく行かなくなったので修復コマンドの実行が必要だった。

Vagrant更新後、Boxを作成しようとすると・・・

プラグインの修復をしなさいと言っているようだ。
指示された通りに

を実行する・・・

成功したらしい。
再度、Box作成を実行すると・・・

成功した。

Vagrantに関する他のページ

VagrantのVCCW仮想マシンを増やす場合の操作方法の説明。
Windows10上にVCCW(Vagrant+VirtualBox)でWordPressの開発環境を作ったが、遅い。 原因はXdebugだったので切ったら速くなった。 ブリッジ接続と共有フォルダNFS化を実験した。