こんにちは。不可思議絵の具です。
エックスサーバー利用者にとって待望のアップデート、nginx(エンジンエックス)導入とHTTP/2対応が来ました!
エックスサーバーは元々速くて安定性が高く、それでいて月額も安いので、高コスパサーバーとして非常に満足して使っておりますが、対抗馬であるmixhostと較べて「nginx」と「HTTP/2」が使えないのが玉に瑕、唯一残念なポイントでした。
特に、現状のSEO対策は「表示速度の向上」と「SSL対応」の2点が結構重要になってきていますので、しびれを切らしてmixhostに切り替えた方も結構いたのではないでしょうか?
しかし…しかしですよ、ついに来ましたよ!キちゃいましたよ!
エックスサーバーにも「nginx」と「HTTP/2」がッッッ!(*´艸`*)
さて。
私ばっかりツバを飛ばして、まくし立てていても仕方がありませんので、「エックスサーバー」、「nginx」、「HTTP/2」について何が良いのかザックリ解説いたします。
エックスサーバーとは?
エックスサーバーは
- スピード
- 安定性
- SSLが無料で使える
- 使いやすいコントロールパネル
などの特徴で定評のあるレンタルサーバーです。
レンタルサーバーを探している方なら必ず1度は名前を目にしたことがあるのではないかと思います。
様々なブログ・サイトで、やたらベタ褒めされています(気持ち悪いくらい)。
なぜかというと、実際のところ本当に良いので素直にオススメできるんです。
実際速いし、容量多いし、WordPressが簡単にインストールできるし、トラブルが全く無いし、月額1,000円で使えるから非の打ち所が無いんです。
当ブログもエックスサーバーのX10プランで1年以上動いておりますが、今までサーバーダウンなどのトラブルが起きたことは1度もありません。
これからWordPressサイトを立ち上げてみたいという方にはマジでおすすめできるサーバーです。
しかし、そんな鉄板のエックスサーバーですが、唯一の泣き所がありました。
それは、いつまで経っても「nginx」と「HTTP/2」に対応してくれないことです。
新進気鋭のmixhostがこれらに対応するなか、いつもならポンポン新機能を入れてくれるエックスサーバーがなかなか対応してくれない…。
利用者としてはmixhostの快進撃を唇を噛み締めなががら見守るしかありませんでした。
7月にもディスクをHDDからSSDに切り替えるというニュースが有りましたが内心、
「違う…そっちじゃ…、そっちじゃねえ…!」
と悲しみに暮れておりました。
コレはコレで効果あるし、気前が良くてありがたい話なんですけどね。
導入でも書きましたが、表示スピード高速化とSSL対応は検索エンジンの重要な指標なので、本命はHTTP/2なんですよね。
某chでも落胆の声が上がっていました。
しかし…ついに、ついにやってくれました。
よくやった! エックスサーバー!
これでmixhostに勝つる!
では、「nginx」と「HTTP/2」って、何なんでしょう?(・・?
nginx(エンジンエックス)とは?
Webサーバーには通常、Apache(アパッチ)というソフトが使われています。
これは長い歴史と、世界中で利用実績がある、名実ともにシェアNo.1のWebサーバーなのですが、歴史が長いゆえ、このソフトが制作された当時のソフト設計と、今のWebに求められるソフト設計にズレが出てきました。
具体的にはお客さんがサイトにワッと押し寄せてきたときの対応…「同時接続数」の限界が見えてきました。
そこで、設計を見直して軽量化し、同時接続数の限界を大幅に引き上げた「nginx」というWebサーバーが台頭してきました。
nginxを使えば、最低でも1.5倍、上手く行けば3倍以上の同時接続がさばけるようになります。
しかもApacheと互換性があり、既存の.htaccessファイルがそのまま使えるので、設定変更不要で即、スピードアップの効果が享受できるのです。
HTTP/2とは?
そして「HTTP/2」ですが、現在、Webの通信規格に使われている「HTTP(Ver.1)」をバージョンアップした次世代です。
これはもう現物を体感したほうが早いです。
このサイトでどのくらい速くなるのか実際に見てみてください。
私のパソコンの場合HTTPで9.48秒、HTTP/2だと2.2秒と、実に4.3倍表示が早くなりました。
しかもサイト訪問者に何かしてもらう必要はありません。
何もしていないのに4.3倍の違い!
これはかなり大きいですよ。
で、技術的な詳細は省きますが、HTTP/2を使うためにはサイトをSSL化する必要があります。
逆に言うとそれだけで勝手にHTTP/2通信になってくれます。
エックスサーバーはワンクリックかつ無料でSSL化できますのでHTTP/2の対応も難しくありません。
特にこれからサイトを立ち上げる方にとっては問題の内にも入らないでしょう。
初期設定の中でSSLボタンをクリックしとくだけなんですから。
まとめ
エックスサーバーがnginxを搭載したことと、HTTP/2通信に対応したことの大きさ、伝わりましたでしょうか?
要点は以下のとおりです。
- 「nginx」はエックスサーバー側で切り替えてくれるので、勝手に表示が速くなります。
→対応の必要は無し - 「HTTP/2」はサイトをSSL化しさえすれば、勝手に表示が速くなります。
→SSL化対応が必要 - これから新規開始するサーバーは最初からnginxとHTTP/2が使えます。
→新規サイトは最初からSSLにしておくのが吉 - 既存のサーバーは9月中にメンテナンスされるとのこと。
(契約時期で違いあり。詳細はプレスリリースを参照ください)
→既存サイトはSSL化さえすれば高速化する
特にこれからサイト・ブログを立ち上げる方にとってはサーバーの初期設定の中でSSLボタンをクリックしておくだけで速度が大幅アップするわけですから、やらない手はありません!
では(^O^)/