記憶域プール内のドライブ交換手順

こんにちは。不可思議絵の具です。

記憶域プールのドライブ交換手順書です。

本記事はWindows 10 Pro (1909, November 2019 Update)を使い作成しましたが、Windows Serverでも内容は同じかと思います。

 

記憶域プール内のドライブを「故障」「予備交換」「容量不足」などの理由で交換するときは、

  1. 記憶域プールからドライブを
    (論理的に)取り外す
  2. PCケースからドライブを
    (物理的に)取り外す

という手順を踏まなければなりません。

ユーザーがWindows対して「ドライブを外すからね~」と教えてあげることで、
Windowsが交換ドライブ内のデータを他のドライブに退避できます。

この「事前連絡」無しにドライブを取り外すと、Windowsからは「故障」とみなされ、記憶域プールは縮退運転になってしまいます。
(Windowsからしたら、人間が取り外してドライブにアクセスできなくなったのか、単純にドライブ故障でドライブにアクセスできなくなったのか、区別がつかないので)

 

ですので、ユーザー目線でいうと「記憶域プールのドライブ交換」は、

  1. ドライブの【削除準備】をWindowsに指示
  2. Windowsによるデータ退避を待つ
  3. ドライブの【削除】をWindowsに指示
  4. ドライブ交換
    1. 旧ドライブをケースから取り外す
    2. 新ドライブをケースに取り付ける

という4ステップを踏むことになります。

以下、実際に交換した際の画面のスクリーンショットです。

もくじ(押すと各章に飛ぶ)

手順

①削除準備の操作

STEP
コントロールパネルから【記憶域】を開く
記憶域の開き方
  1. コントロールパネルを開く
    1. + R押下
    2. controlと入力し、Enter押下
  2. システムとセキュリティ ▶ 記憶域
STEP
『設定の変更』をクリック
『設定の変更』をクリック
STEP
「物理ドライブ」一覧内にある「交換ドライブ」の『削除の準備』をクリック
『削除の準備』をクリック

これで、削除の準備(取り外しの準備)が始まります。

②削除待ち

ドライブの状態が「削除の準備中」になり、「○○%使用済み」の量が減ってゆきます。
(この例では2台のドライブを削除中です)

削除準備中の記憶域の状態

ドライブの状態が「削除の準備完了」になるまで待ちます。

削除準備完了後の記憶域の状態

4TBのディスクを取り外した時は、5~6時間掛かっていたかと思います。
(放ったらかしで寝ていたので記録していない……)

③削除の操作

「削除の準備」が完了したら、「取り出し(削除)」操作を行います。
これにより、ドライブがOSの管理から外れ、物理的に取り外せる状態になります。

(余談)
「削除の準備」よりも「取り出しの準備」の方が訳として分かりやすいと思うんだけどな~。
せめて、「削除の準備」と来たら「削除」とかにして言葉を対応させてほしい。

STEP
「物理ドライブ」一覧にて、交換するドライブの『取り出し』をクリック
『取り出し』をクリック
STEP
『ドライブの削除』をクリック
『ドライブの削除』をクリック

「物理ドライブ」一覧から交換ドライブが消えていれば成功です。
(この例では2台のドライブを削除しました)

ドライブ削除後の記憶域の状態

④ドライブの交換

ドライブを交換

古いドライブをケースから取り外し、新しいドライブを取り付けます。

新しいドライブを取り付けてパソコンを起動したら、記憶域プールに新しいドライブを追加します。

具体的な操作方法は別記事に分けましたので別途参照ください。

さいごに

以上、記憶域プールのドライブ交換手順書でした。

なお、Windows 8以降に搭載された「記憶域スペース」機能の説明の総もくじは、こちらでご覧いただけます。

では(^O^)/

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