よみがえれワードプレス!PHP7にするだけの超簡単チューン

WordPressのチューニングって、本気で突き詰めるとやることは一杯あります。

まぁ、まずはエンジニア向けの記事をサッと読んでみてください。

エンタープライズ用途での利用が増えている「WordPress」の高速化チューニングテクニックを解説する本連載。今回は、「1000倍高速化」を目指すチューニングテクニックの総仕上げです。「NginxのFastCGIキャッシュを導入」して、約1127倍まで高速化します。

見どころは様々なチューニングを積み重ねていった結果の表です。

チューニング内容 ページのロード時間
(デフォルト環境比)
1秒当たりの同時アクセス数
「Requests per second」(デフォルト環境比)
デフォルト環境 176ms 11.24
APCの導入
チューニング方法をおさらい
70ms
(約251%)
29.20
OPcache+APCuを導入
チューニング方法をおさらい
66ms
(約266%)
30.51
MariaDBの設定を調整
チューニング方法をおさらい
64ms
(約275%)
31.82
翻訳アクセラレータを導入(キャッシュ)
チューニング方法をおさらい
53ms
(約332%)
39.29
翻訳アクセラレータを導入(翻訳を停止)
チューニング方法をおさらい
36ms
(約488%)
56.78
gzip圧縮を用いる
チューニング方法をおさらい
35ms
(約502%)
Tunedの調整
チューニング方法をおさらい
34ms
(約517%)
58.47
event MPM+php-fpm構成に変更
チューニング方法をおさらい
33ms
(約537%)
60.79
PHP 5.6+OPCache+APCuを導入
チューニング方法をおさらい
32ms
(約550%)
61.84
(約550.2%)
PHP 7+OPCache+APCuを導入
チューニング方法をおさらい
18ms
(約977.7%)
148.08
(約1250.6%)
HHVMを導入
チューニング方法をおさらい
16ms
(約1100%)
195.05
(約1690.8%)
Nginxを導入(Nginx+PHP 7)
チューニング方法をおさらい
16ms
(約1100%)
151.07
(約1344%)
Nginxを導入(Nginx+HHVM)
チューニング方法をおさらい
16ms
(約1100%)
205.20
(約1825.6%)
WP SiteManagerでページキャッシュを導入
チューニング方法をおさらい
(測定不能) 2566.17
(約22830%)

出典とにかく速いWordPress(10) 「NginxのFastCGIキャッシュ」を導入して「1127倍」まで高速化する──「WordPress“1000倍”高速化」チューニング総仕上げ【※一部文字装飾等を変更させて頂きました】

うへぇ…やることいっぱいですね。
まあ、要するにこれら施策を積み重ねてゆくとWordPressは11倍速くなるってことです。

そしてこれは「環境を自由に変更できて、インフラに詳しいプロがやれば」この数字まで持ってこれるという例で、そこら辺のレンサバの個人ブログができる訳でも無いんです。

例えばMariaDB, HHVM, Nginxは一般的なレンタルサーバーでは使えません。
(ただし、MixHostはこの辺を導入してる)
そもそも、こういった単語の意味が分からない人も多いのではないでしょうか?

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PHP7化は費用対効果が高い

ただし、この中で注目したいのはここです。

チューニング内容 ページのロード時間
(デフォルト環境比)
1秒当たりの同時アクセス数
「Requests per second」(デフォルト環境比)
PHP 5.6+OPCache+APCuを導入
チューニング方法をおさらい
32ms
(約550%)
61.84
(約550.2%)
PHP 7+OPCache+APCuを導入
チューニング方法をおさらい
18ms
(約977.7%)
148.08
(約1250.6%)

出典とにかく速いWordPress(10) 「NginxのFastCGIキャッシュ」を導入して「1127倍」まで高速化する──「WordPress“1000倍”高速化」チューニング総仕上げ

PHPのバージョンを「5.6」から「7」に切り替えるだけで5倍速から10倍速へ。
言い換えるとPHP「5」と「7」の間は2倍の性能差があるということです。

「PHP6」はありません(番号が飛ばされた)。
「PHP7」は処理効率の大幅な見直しにより、「PHP5」に比べてかなりの高速化を達成しました。

PHPを「5」から「7」にバージョンアップするのは、実は簡単にできます。

大抵のレンタルサーバーでは、コントロールパネルから簡単にPHPのバージョンを切り替えることができるようになっています。

不要なプラグインを削除したりすることも効果的ですが、まずは一番簡単にできて費用対効果が高いこの方法を試してみることをお勧めします。

エックスサーバーのサーバーパネルを例に、PHPのバージョンを変える方法をご紹介します。
同様の項目は他のレンタルサーバーのサーバーパネルにもあると思います。

方法

ちなみに、新規サイトは前述の表で言うところの「PHP 7+OPCache+APCuを導入」の状態で初期設定されています(=最初から速い設定になっている)。

近頃作ったサイトなら大丈夫だと思いますが、昔作ったサイトだとPHP5のままになっていますので、設定を見直す価値は高いです。

サーバーパネルを開く

PHP Ver.切替

サーバーパネルにログインし、

ホームページ > PHP Ver.切替

をクリックします。

ドメインを選択

ドメイン一覧から、変更したいドメインの『選択する』をクリックします。

ドメイン選択

PHPバージョン選択

PHPのバージョンを変更します。

PHPのバージョンを変更する

  1. 現在のPHPのバージョンを確認する
    PHP5.x.xなら速度アップのチャンス!
  2. PHP7.xを選択する
    PHP7.1.xは出て日が浅いので、PHP7.0.xが無難かと思います。
  3. 『PHPバージョン切替(確認)』ボタンをクリック

『PHPバージョン切替(確定)』ボタンをクリック。
『PHPバージョン切替(確定)』ボタンをクリック

手順としてはこれだけです。
自分でもできそうじゃないですか?

コツ・注意点

  • 切替作業はできるだけ夜中にやったほうが良いです。
    何かあった時に訪問者に迷惑がかからないように。
  • まずは「PHP7.1.x」を選んでみて、
    駄目なら「PHP7.0.x」を選ぶ
    それでも駄目なら「PHP5.6.x」を選ぶ
    …とバージョンを落としながら動作確認をすると良いです。

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