【神速】WordPressを高速化できるKUSANAGIとは?

こんにちは。不可思議絵の具です。

WordPress専用に最適化されたOS、「KUSANAGI」の説明と、KUSANAGIが簡単に導入できる(テンプレートが準備されている)VPSの一覧を紹介します。

エンジニアではない人に向けて、極力軽いノリで書いています。

WordPressの表示速度に悩んでいませんか?

ページの表示が遅いと、SEO面でも不安は残りますし、ページの表示スピードが重要な指標になってきているようです。

ですが、表示を軽くするためには、キャッシュプラグインの導入やデータベースのチューニングなど覚えることが多く、一般人にとっては難しいものです。

KUSANAGIを使えば、そういったWordPressの深い部分や、技術的に難しい部分をそれほど知らなくてもシンプルにWordPressを高速化できるんです。

KUSANAGIとは

KUSANAGIは日本の「プライム・ストラテジー株式会社」が開発する、読売新聞などの大手サイトに提供されているWordPress専用OSで、大手サイトのノウハウが含まれています。

例えていうなら、オーダーメイドされたWordPressです。

KUSANAGIって実は結構キてるんですよ?

もしかしたら、KUSANAGIの名前を既に知っている方がおられるかもしれません。

しかしKUSANAGIの公式サイトはエンジニア向けで、普通の人には何を書いているかサッパリだと思います…。

「何となく良いものなのだろう」とは感じるけれども、内容のあまりの難しさにページをソッ閉じした方も多いのではないでしょうか?

実際にやってみれば、実はそこまで難しいものではないのですが…。

難しいイメージばかり先行している気がします。

せっかく良いものなのに、その良さが伝わらないのがもったいない……!

と、いうことで一応SEをやっていた私が、できるだけ噛み砕いてお伝えしますね!

KUSANAGIのメリット

導入は「入れるだけ」!

KUSANAGIもWordPressのように、インストールするだけで誰でも簡単に使えます。

さらにいうなら、管理画面含め、仕様はWordPressと同じなので、WordPressを使い慣れている人なら誰でも使いこなせるはずです。

インストールできるサーバーが限られているのがネックですが、エックスサーバーよりも安定して爆速のWordPress環境が整います。

ワードプレスの表示を高速化

WordPressを知り尽くしたエンジニアによるデータベース・Webサーバーなどのハード面のチューニングが最初からされており、高速化設定の手間が掛かりません。

高速化プラグインを標準装備

上記のハード面の高速化に加え、KUSANAGI専用の高速化プラグインによって

  • ページキャッシュ
  • 翻訳アクセラレーター
  • 画像最適化

などのソフト面の高速化が最初からされています。

これらのチューニングによって世界最高速レベルのWordPressを手間なく導入できます。

インストールされた瞬間から、もう爆速状態で使える神のようなWordPressなのです。

信頼性抜群のCentOSを使用

KUSANAGIのOSにはCentOSが使用されています。

CentOSはエックスサーバーでも使われているとても安定したOSで、信頼性抜群です。

KUSANAGIのデメリット

KUSANAGIのデメリットは

インストール作業にコマンド操作必須なので面倒くさい

これにつきます。

残念ながら、レンタルサーバーのWordPressのように管理画面からボタン一発で簡単インストール!とは行きません。

若干、SSHでのコマンド操作が必要になります。
これは覚悟しなければなりません。

ただ、大抵のVPS・クラウドでは管理画面の「OSテンプレート」からKUSANAGIを選択するだけでインストールできるようになっていますし、その後の設定作業も実際には所定のコマンドを順に打ち込んでゆくだけです。

昨今では分かりやすい実践ブログ記事が増えてきており、情報も整ってきました

KUSANAGIが使えるVPSの一覧

KUSANAGIを使うための特別な費用は不要で、サーバーのレンタル料だけで利用できます。

以下、KUSANAGIを利用できるVPS・クラウドの一覧表です。

一覧表は以下の条件で作成しました。

  • 月額の安い順。ドル建ての場合110円で換算
  • 月額は1年契約の場合
  • KUSANAGIの推奨動作環境のメモリ容量4GBコースを指定
  • クラウドは従量課金制のため最低金額を表示

VPS

名前 初期費用 月額
ConoHa 0円 3,240円
CPI 0円 3,800円
さくらのVPS 4,320円 3,888円

クラウド

名前 初期費用 月額 備考
Z.com Cloud 0円 3,380円~ 1CPU / 50GB 500IOPS
Amazon AWS 0ドル 36.21ドル~ 東京リージョン / リザーブドインスタンス / t2.medium

さくらのクラウド 0円 4,428円~ 東京リージョン / 1CPU / SSD20GB
ALTUS 0円 4,428円~ 1CPU / ストレージ 20GB
IBM Bluemix Infrastructure 0ドル 55ドル~ 1コア / ストレージ25GB
IDCF クラウド 0円 5,600円~ 1CPU / ストレージ 15GB
クラウド・エヌ 0円 6,200円~ 東日本リージョン / FLATタイプ / プラン v2
Microsoft Azure 0円 8,576円~ 東京リージョン / A2 v2インスタンス
NIFTY Cloud 0円 9,500円~ e-small4
S-Portクラウドサービス Vシリーズ 要問合せ

一般的なブログであればVPSで十分

「VPS」にするか「クラウド」にするかは一つの悩みどころですが、一般的なブログを運営する場合、「VPS」で十分です。

VPSが定額制なのに対し、クラウドは従量課金制なので、もしものバズの場合に掛かってくる金額が読めないのが個人には怖いです。

また、VPSは「出来合いのサーバーを借りる」考え方なのでシンプルですが、クラウドは「インフラを構成する」という考え方なので、技術的にも料金体系的にも複雑です。

メーカー製のパソコンを買ってくるのを「VPS」とすると、一品一品のパーツを吟味して組み合わせるところから始まる自作PCは「クラウド」と言ったところでしょうか。

相談しやすいエンジニアが周りにいるなら話は別ですが、どちらにしろクラウドの検討はエンジニアに相談できるほどに儲かってからでも遅くないと思います。

「VPS」と「クラウド」の違いを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

関連記事 【猫でも分かる簡単説明】VPSとクラウドの違いを徹底解説!

KUSANAGIのインストール方法

OSのインストールからになるので、残念ながらレンタルサーバーの「WordPress簡単インストール機能」のようにボタン一発でインストール、とは行きません。

どのVPS・クラウドでもKUSANAGIのインストールは大体この流れになります。

  1. コントロールパネルでKUSANAGIサーバーを作る
  2. KUSANAGIの設定をする
  3. WordPressの設定をする

レンタルサーバーの場合はサーバーが準備されているので③だけで済みます。

一方KUSANAGIはWordPress専用OSなので、①の「サーバーを作る」ところから始まります。

「サーバーを作る? そんな難しいことできん!」

いえいえ、待って下さい!

インストール手順はKUSANAGI公式サイトで図付きで丁寧に説明されているので、その通りに操作すれば良いだけなんです。

参照 各VPS・クラウド向けの説明書のもくじ (KUSANAGI公式サイト)

FTPでファイルをアップロードする程度の知識があれば誰でもできます。
(流石にキーボードを打てるくらいのスキルは必要です…)

KUSANAGIが使えるおすすめのサーバー

KUSANAGIをインストールできるサーバーをおすすめ順に3つ紹介します。

主に個人のブロガー・アフィリエイターを想定して以下の条件で選びました。

  1. 手頃な価格帯
  2. 転送量課金の無い、安心の月額固定制
  3. 価格と信頼性のバランスが取れている

では、1つずつ行ってみますね!

①ConoHa

評価
価格 ★★★★★
簡単 ★★★★☆
安定性 ★★★★☆
プラン 4GB
初期費用 無料
月額 3,420円
転送量課金 なし
ドメイン数 無制限
スペック ディスク:SSD 50GB
CPUコア:4
メモリ:4GB
サポート 電話・メール・チャット(営業時間内)
アダルト 不可(→FAQ


【こんな方におすすめ!】

  • 安く始めたい方
  • 沢山のドメインを運用したい方
  • メジャーな所を選びたい方
  • 転送量無制限で安心して利用したい方

【ここがちょっと…】

  • お試し期間がない
  • WordPress専用と割り切ると安いが、有料オプションを細々付けると高くつく
    (良く言うとクラウド並みの柔軟性がある)

ネット業界最大手のGMOが提供。

直接競合する「さくらのVPS」と比べてサービス面・技術面共に攻めており、

  1. プリペイド払い対応(ConoHaチャージ)
  2. 公式スマホアプリでサーバーを管理できる
  3. Web APIでサーバー管理を自動化できる

など、「思いついたらサクッと試す」「カジュアルにサーバーを立ち上げる」という方向性で、「VPSとクラウドのいいとこ取り」を目指している印象です。
(③は今回の記事的にどうでも良い機能ですケド)

管理画面もスッキリ・シンプルで分かりやすく、レンタルサーバーからのステップアップに向いていると思います。

お試し期間が無いのが残念なところですが、とはいえ1時間5円程度の利用料金(4GBプランの場合)なので、ビビるほどでは無いと思います。

公式サイト ConoHa

関連記事 ConoHaとKUSANAGIで月々630円の格安WordPressサーバを作る方法

関連記事 オイオイ正気かGMO!?このはちゃんCDデビューに謎の本気を見た

②さくらのVPS:4Gプラン

評価
価格 ★★★☆☆
簡単 ★★★☆☆
安定性 ★★★★☆
プラン さくらのVPS 4G
初期費用 4,320円
月額 3,888円
転送量課金 なし
ドメイン数 10
スペック ディスク:SSD 100GB 又は HDD 400GB
CPUコア:4
メモリ:4GB
サポート 電話・メール(営業時間内)
アダルト 不可(→FAQ


【こんな方におすすめ!】

  • メジャーな所を選びたい方

【ここがちょっと…】

  • 初期費用がちょっと高い
  • ドメイン数に制限がある

次にお勧めしたいのはホスティング業者ではNo.1の知名度を誇る「さくらのVPS」プランです。

1996年からレンタルサーバー事業をしている老舗中の老舗で、ウェブサイトを持とうと思った方は名前を必ず目にしたのではないでしょうか?

知名度No.1で利用者が多い=情報量が多いのが、さくらを選ぶ理由になります。

さくらのナレッジ」などマニュアル類が充実しており、KUSANAGIについても沢山の事例がネットにあります。

KUSANAGIはメモリ4GB以上推奨なので、「4G」プラン以上を選択してくださいね。

また、ディスクは最速を極めるためSSDを選択してください。

2週間無料お試し期間がありますので、まずは試してみるのが良いでしょう!

参照 さくらのVPS

参照 KUSANAGIインストール手順(公式)

③CPI:CHV-01プラン

評価
価格 ★★★★☆
簡単 ★★★☆☆
安定性 ★★★★★
プラン root権限付き専用サーバー ハイブリットプラン 仮想専用サーバー(CHV-01)
初期費用 0円
月額 9,000円~
転送量課金 なし
ドメイン数 無制限
スペック ディスク:HDD 200GB
CPUコア:2
メモリ:8GB
サポート 電話・メール(営業時間内)
※月額900円で24時間365日に変更可
アダルト 不可(→FAQ


【こんな方におすすめ!】

  • 無制限にドメインを収容したい方
  • 業務レベルの安定性を求める方
  • 手厚いサポートを求める方

【ここがちょっと…】

  • お試し期間がない
  • お値段も業務レベル
  • 仮想専用サーバーの申込場所が分かりにくい
    本当は物理サーバーを売りたい!?

業務レベルの堅牢さを求める方にお薦めなのは、大手KDDIグループのCPIの「root権限付き専用サーバー ハイブリットプラン 仮想専用サーバー(CHV-01)」です。

SLA100%保証により、24時間365日のサーバー稼働が保証されているのが特徴です。

サーバー停止が売上低下に直結する「ECサイト」や「アフィリエイトサイト」での利用をおすすめします。

「SLA100%」はサーバーの安定稼働を保証するもので「CPI都合のメンテナンスでは止まりません」「事故の時は返金対応します」ということで、「アクセスが多くてもパンクしません」ということではないので注意してくださいね。
その場合は、より上位のプランに切り替える必要があります。
ちなみに、この「SLA100%」は元SEの感覚からすると、相当難しいミッションです。
達成には相当なコストが掛かるので、この月額でSLA100%のサーバーが手に入るのは大手企業ならではだと思います。

サーバー内の収容台数を抑える事により高速性能を実現しています。

メモリーは最安の「CHV-01」コースでさえ、KUSANAGI推奨容量の倍の8GB搭載しており、かなり余裕のあるスペックになっています。

ドメイン数無制限なので、WordPressサイトを何個でもまとめる事ができます。

ただし、全て自由で高性能ゆえにKUSANAGIのインストールなど、各設定作業はコンソール(黒い画面)での操作は必須となります。

サポート体制が手厚いので、不明な点は問合せでカバーしてゆきましょう。

参照 CPI(root 権限付 仮想専用サーバー CHV)

参照 KUSANAGIインストール手順(公式)

WordPressの高速化に必要な要素

もし、KUSANAGIを使わないなら、下記3箇所の高速化作業が必要になります。

どんな所をチューニングする必要があるのかを詳細に説明しましょう!

(※これらはKUSANAGIを導入すれば一切必要ありません。)

①キャッシュプラグイン

WordPressはデータベースを使用しますが、アクセス数が増加するとデータベースに負担がかかります。
データベースは記事の表示処理の中で一番比重の大きい部分です。

キャッシュプラグインをインストールするとよく使うデータがデータベースよりも軽い「キャッシュ」に入り、記事の表示の負担を軽減します。

代表的なものは「WP Super Cache」が代表的です。

参照 WP Super Cache(公式)

②データベース (MySQL)

WordPressのデータベースには一般的に「MySQL」を使用します。

これをより高速な「MariaDB」に切り替えることがよくあるチューニング方法です。

参考 オープンソースのデータベース/MariaDBとは (OSS×Cloud)

③Webサーバー (Apache)

WordPressの記事の表示処理は一般的に「Apache」というWebサーバーを使用します。

これをより高速な「nginx」に切り替えることがよくあるチューニング方法です。

参考 Apache (Wikipedia)

参考 Nginxとは?Apacheとの違いについてエンジニアに聞いてみた (GMOクラウドアカデミー)

「KUSANAGI」ならこれ一つで全部OK

難しい設定が一切なしの、チューニングされた「KUSANAGI」は本当に最強です。

WordPress専用に設計されたサーバーソフトということで、世界最高速レベルのWordPressを一般の人でも手軽に手に入れることができます。

つまり、ブロガーからアフィリエイター、会社ホームページまで、みんな爆速のWordPressを手に入れることができるのです。

まとめ

WordPressの高速化はやることが多いです。
(「キャッシュ」「Webサーバー」「データベース」・・・など)

しかしKUSANAGIを使えば、高速化済みのWordPressが手間なく導入できます。

難しいと思われがちなKUSANAGIですが、説明書通りにインストール操作すればいいだけで、「とてつもなく難しい」というわけではないんですよ。

導入してしまえば普通のWordPressなので、導入部だけ誰かにやってもらうのも手かもしれませんね。

というわけで、KUSANAGIの紹介でした。

この記事を通してKUSANAGIって思ったより難しくないんだな、というのが少しでも伝われば幸いです!

それでは!