こんばんは。不可思議絵の具です。
Lenovo Thinkpad X1 Carbon(2017。以下X1 Carbon)の各種ベンチマーク結果を載せておきます。
学生時代の自作PCに燃えていた頃ならともかく、パソコンなんて道具と割り切り、体感で速けりゃ十分と思っている今となっては、正直言ってベンチマークの結果なんてどうでも良いです。
しかし、今ちょうどSpectre(スペクター)とMeltdown(メルトダウン)が旬で、修正パッチを当てると性能が落ちるなんて言われていますよね。
そして、ラッキーなことに対策パッチ(KB4056892)を当てる前のX1 Carbonがある。
せっかくなので、その辺どうなるのか見てみたいと思い、対策パッチの前後で各種ベンチマークソフトを動かしてみました。
結論から言うと、測り方がおかしいのでしょう。
パッチを当てたあとのほうが数値が改善するという謎の状況でして、性能劣化を確認するためのデータとしてはあてにならない感じです。
ともあれ、せっかく取ったデータですし、X1 Carbon 2017の大体の性能は掴めると思いますので、一応載せておきます。
他機種とX1 Carbon 2017を比較している方はどうぞ。
条件
ハード
項目 | 選択したもの |
---|---|
プロセッサー | インテル® Core™ i7-7500U プロセッサー (2.70GHz, 4MB) |
ディスプレイ | 14.0型WQHD液晶 (2560×1440 IPS 300nit 光沢なし) |
メモリー | 16GB |
ハード・ディスク・ドライブ | 256GB ソリッドステートドライブ PCIe-NVMe (OPAL対応) |
ソフト類
OSはWindows 10 Pro (1709:Fall Creators Update)。
ベンチマークソフトは
- PC Mark 10 v1.0.1413
- CPU-Z 1.82.1.x64
- geekbench 4.2.0
- CrystalDiskMark 6.0.0
- 3DMark v2.4.4180
状況
- 対策パッチ(KB4056892)はインストールされているが再起動していない状態で計測。
慌ててChromeブラウザで各種ベンチマークソフトをダウンロードし、続々実行。
(今思えばこれが良くなかったか? しかし、この程度が負荷になるか…?) - 再起動後に再度計測。
このとき、ベンチマークソフト以外に起動しているソフトは無し。
結果
PC Mark 10 v1.0.1413
OSパッチ当て前 | OSパッチ当て後 |
---|---|
3125 |
3242 |
残念ながら(?)、OSパッチ当て後の方が結果が良いです。
CPU-Z 1.82.1.x64
OSパッチ当て前 | OSパッチ当て後 |
---|---|
Single:309.3 Multi:963.3 |
Single:367.8 Multi:1043.7 |
これも、OSパッチ当て後の方が結果が良いです。
参考:CPUとマザーボード情報
geekbench 4.2.0
CPU Benchmark
OSパッチ当て前 | OSパッチ当て後 |
---|---|
Single:4095 Multi:7665 |
Single:4186 Multi:8303 |
Compute Benchmark
OSパッチ当て前 | OSパッチ当て後 |
---|---|
OpenCL:20133 |
OpenCL:20267 |
やはり、OSパッチ当て後の方が結果が良いです。
明らかにおかしい。
ココまで来ると前後の結果を取り違えたんじゃないかと思いましたが、各種結果の作成日時を見ていただくと分かるのですが、間違ってはないんですよね。
CrystalDiskMark 6.0.0
OSパッチ当て前 | OSパッチ当て後 |
---|---|
こちらはシーケンシャルリードが露骨に減ったけど、ランダムリードが増えたりと、良く分からん結果に。
3DMark v2.4.4180
OSパッチ当て前 | OSパッチ当て後 |
---|---|
こんな事務処理パソコンで3DMarkを動かす事自体が酷なのでしょうが、一応。
やはり、パッチ当て後のほうが数値が改善してしまっています。
まとめ
結果としては、非常に面白くない結果となりました(汗
近いうちにBIOSも更新して、もう一度測ってみたいと思います。
なお、当記事は下記ロングランレビューの一部です。
X1 Carbon 2017の詳細はLenovoサイトでどうぞ。
では(^O^)/