Thinkpad X1 Carbon(2017) ロングランレビュー

こんにちわ。不可思議絵の具です。

ノートパソコンをX200sからThinkpad X1 Carbon(第5世代:2017)に買い替えました。

購入したときのことは

関連記事 Thinkpad X1 Carbonをフルカスタマイズで買う方法とオススメスペック

関連記事 来たでThinkpad X1 Carbon!ドヤ顔速報と外観レビュー

にまとめてありますが、この記事ではX1 Carbonを使い込んでゆく中で気付いたこと、気に入ったこと気に入らなかったことを続々追記してゆきます。

実際に使いながら感じたことを、その場で即、書き残していっていますので、いずれはかなり長い記事になると思います^^;

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処理速度(2018/01/12追記)

起動時間

Thinkpad X200sから乗り換えたのですが、起動時間はメチャクチャ短くなりました。

左がX1 Carbon(2017年製/UEFI/NVMe SSD)、
右がX200s(2008年製/BIOS/SATA1 SSD)です。

ログイン画面が出るまでX1 Carbonだと約13秒、X200sだと25秒
倍くらい速くなりました。

NVMeも貢献してるんでしょうけど、やっぱ、UEFIは速いなあ…。
とにかく、10年の歳月の差は大きいとシミジミ感じております。

ベンチマーク結果

レビューと言う割にはベンチマーク結果を載せてないのは如何なものかと思ったのと、今流行のSpectre/Meltdownの対策パッチを当てたらどうなるの?ってのがあったので、測ってみました。

数値の良し悪しは私には全く分かりませんが、他機種とX1 Carbon 2017を比較したい方には役に立つと思います。

詳細は下記記事を参照ください。

Lenovo Thinkpad X1 Carbon 2017の各種ベンチマーク結果です。 Spectre/Meltdown修正パッチ(KB4056892)の前後で測ってみました。

キーボード周り

ファーストレビューでも書きましたが、キータッチはかなり軽やかで、それでいてしっかりとした跳ね返りがあり、とても快適に打ち込めます。

ただ、Home / End / PgUp / PgDnの位置にはまだ慣れず、見ないと打てません。

特にX200sの時はPgUp / PgDnが右上にあったので、ついつい右上に指が行ってしまいます。

Ctrlキーの位置について

私はWordPressの編集画面(Tiny MCE)とMeryを主に使っています。

今ではシステム屋は足を洗ってブロガーって感じなのでWordPressのエディタを多用しますが、それでも見出しの装飾にShift+Ctrl+数字キー、プレーンテキストコピーにShift+Ctrl+Vを多用します。

そのときに左手小指でFnを避けながらCtrlを押すので、左手薬指のShiftに無理が出ます。
ちょっとイライラポイントです。

標準のユーティリティでFnCtrlを入れ替えられることが分かったので、試してみることにします。

Thinkpad X1C CtrlとFnを入換可能

願わくば、Fnどっか遠くに行って欲しいんですけどね~(電源ボタンの横とか)。

剛性が高い (2017/12/27追記)

薄型の機種ではありますが、キーボードを使っていても「たわみ」や「しなり」は全く無く、シッカリ・カッチリしています。

薄型でペチペチしたキータッチでありながら、何故かしっかりした跳ね返りを感じることができる理由の1つのようです。

キータッチの詳細については下記の記事を参照ください。

関連記事 来たでThinkpad X1 Carbon!ドヤ顔速報と外観レビュー(キータッチについて)

似た機種では一番マトモか?(2018/01/14追記)

自分が買ったので「ひいき」がありますし、「好み」もあります。
そこは差し引いて捉えてください。

今日、家電量販店に行く機会があったので、コンセプトの近い下記機種のキーボードを実際に触ってみました。

率直に言って、他の機種は「相手にならんな」と思いました。
X1 Carbonは現物を見ずに買いましたが、一番まともで良かったです。

キータッチのまともさで並べると、こんな感じでした。

X1 Carbon > LAVIE ≧ LIFEBOOK > MacBook >> Surface Laptop

特に、Surface Laptopはキータッチがスカスカで残念な出来でした。
何より右上のDelBSの辺りに電源ボタンがあるのが、本当に意味が分かりませんでした。

トラックポイント周り

「トラックポイント」とはキーボードの中央部に有る、マウス代わりの赤いゴム製のスティックのことです。

スティックと言っても実際に倒す必要はなく、指を乗せてマウスポインタを動かしたい方向に向けて指の力を少し入れることで操作します。

コイツの何が良いかというと、ブラインドタッチができる人にとってはホームポジションを崩さずにマウス操作ができることです。
(ホームポジション…FJキーに左右の人差し指を置いた状態)

トラックパッドだとマウス操作の際に、必ず両手を一旦キーボード下部に移動させなければなりませんが、トラックポイントがあると基本的に手をキーボードの上にずっと乗せておけるので、慣れると操作効率が良くなり、腕も楽になります

慣れると手放せなくなる魔性の機能ですが、思い通りに動かせるまでコツが要るためか、近年では採用機種が少ないのが残念です。

Thinkpadシリーズでは伝統的に搭載されており、Thinkpadの象徴であり、アイデンティティと言っても良いでしょう。

トラックポイントが心なしか重い (2017/12/27追記)

X200sに比べ、X1 Carbonのトラックポイントは心なしか重く感じます。

具体的にはマウスポインタが動き始めるまでに、より強く押さなければいけない感じです。

最も軽く動くように設定を調整しましたが、それでも自分にはまだまだ物足りません。

指の「腹」で触ると荷重しやすいためか「重み」は感じませんが、自分は指の「先」で操作する癖が付いているので荷重しにくく、また、後述のゴム形状の相性もあり、使いにくく感じています

まあ、慣れの問題ではあります。

トラックポイントのゴムを早く替えたい

X200sの時は「ソフトリムキャップ」という、真ん中が凹んだタイプのゴムに差し替えて使っていたので、X1 Carbonに標準で付いている「ソフトドームキャップ」だと指が痛くてかなり不快です。

X200sのもの挿して当座をしのごうとしましたが、差込口の径が違い、使えませんでした。
(X1 Carbon 2017の物はかなり細くなっている)

ThinkPad スーパーロープロファイル トラックポイントキャップ セットは高さ4mmのソフトドーム型トラックポイントが10個入ったセットです。ご使用のThinkPad のトラックポイントを紛失した場合や消耗した際の交換用としてご利用ください。 対応システム : ThinkPad X1 Carbon(2016年発売モ...

交換品は↑の物で良いことは分かりましたが、現時点(2018/01/01)ではX1 Carbon 2017に使えるソフトリムキャップが無いということも分かりました。

非常に…非っっ常~~に! 残念です。

いずれ、互換品などが出てくることを期待しています。

トラックパッド周り

トラックパッドも悪くないと思った

正直、私にとってトラックパッドは無用の長物、むしろ誤動作の原因になるので邪魔だと思っていました。

が、これはこれで便利でアリですね。

トラックパッドは邪魔にはならなかった

まず、トラックポイントを使うとき(キーボードを打ち込んでいるとき)、トラックパッドに手のひらが当たるので誤動作するのではないかと思っていましたが、上手い具合に調整されているため、そういったことはありませんでした

明確に指先でトラックパッドを操作しない限りはマウスポインタが動かないようになっており、誤動作するようなことはありませんでした。

トラックパッドならではの利点もあった

また、トラックパッドの左下と右下が押せるようになっててクリックに使えるようになっていました。

てっきり、上のボタン(トラックポイント用)を使うのだと思っていましたが、これなら通常のトラックパッド搭載機と同じ使い勝手でいけますね。

タップや複数指でスワイプした時の動きも秀逸です。
(Windows 10の標準機能みたいですが)

操作 動き
指1本でタップ 左クリック
指2本でタップ 右クリック
指2本で上下にスワイプ スクロール
指2本でピンチ 拡大・縮小
(ただし反応がとても遅く実用に耐えない)
指3本で左右にスワイプ タスク切り替え
指3本で上下にスワイプ デスクトップ表示・マルチタスク表示
指4本で左右にスワイプ 仮想デスクトップ切り替え
指4本でタップ 通知センター表示

特に指3本で左右にスワイプしてタスク切り替えができるのは感激しました。

また、クリックしたときの音も静かで押し心地も滑らかです。

LEDインジケーターはシンプルで必要十分

本機にはLEDが光る場所が4箇所あります。

  1. USB-Cコネクター横の充電ランプ
  2. 電源スイッチの通電ランプ
  3. Thinkpadロゴの赤ポチ部分(通電・スリープ表示)
  4. ESCキー(FnLock有効・無効表示)

USB-Cコネクター横の充電ランプ

初めて本機を見たとき、X200sとは違って天面にインジケーターが無いので「おいおい、充電状態が全く分からんやないか」と思わず怒ってしまいましたが、よく見るとUSB-Cコネクターの横にランプがあり、ちゃんと充電状況が分かるようになっていました。ごめんね。

USB-Cコネクター横に充電状況ランプがある

充電中はオレンジに、ほぼ充電完了の状態だと緑色に点灯します。

電源スイッチ・Thinkpadロゴの通電ランプ

電源を入れると電源スイッチのLEDが緑色に点灯し、通電中であると分かります。

(写真添付予定)

また、通電中はThinkpadロゴの i の字の赤い点が赤色に点灯します。
これは蓋を閉じてスリープ状態にした時、ボワ~ンとゆっくり明滅します。

ESCキー

F1F12キーは音量調整・画面明度調整などの機能を併せ持っており、Fnキーを押しながら押すことでこれら機能を使います。

この状態でFnを押しながらESCキーを押すとランプが消えてファンクションロックが解除され、Fnキーを押さなくても直接音量調整などができるようになります。

こんな動きです。

ESC点灯 F1F12キーが有効。Fnを同時押ししないと特殊機能が使えない
ESC非点灯 F1F12キーが無効。特殊機能が直接使えるようになる

これは自分の感覚とは逆なので戸惑います。

上手く言えないのですが、私の感覚では「ファンクションキー有効こそ本来の状態」なので、通常はESCランプは消えていてほしいのです。電気もったいないし。

ディスクの動作ランプがない (2017/12/24追記)

HDD/SSDの動作ランプが無いのが不便ですね。
…不便というか、不安かな?

今時のハードではめったにありませんが、見た目、固まった時はディスクの動作ランプがチカチカしているのを見て、生きてるか死んでるか判断してましたのでw

総じてシンプル

本機のインジケーターは総じてシンプルで、必要なものを、必要な箇所に、さり気なく配置されています。

ソフトウェア関連 (2017/12/24追記)

初期インストールソフト

余計なソフトは一切入っておらず、実にシンプルです。

Thinkpad X1 Carbon 初期インストールソフト

本来の初期状態はここから「Google関連のツール」「Resilio Sync Service」「Screenpresso」を抜いた状態です。

最低限のドライバとハードウェアドライバしか入っていません。

あとはメニューに「Lenovo Vantage」というユーティリティが入っているだけです。

Lenovo Vantageでは保証期限の確認、ハードウェア自己診断の実施、ドライバのアップデート、省電力機能やキーボードの微調整など、ハードウェア固有の調整機能が入っています。

Lenovo Vantageの起動時間がやたら長いのがイラっとします。

仮想化支援機能が初期状態では無効

せっかくWindows Proを買ったので、Hyper-Vを動かそうとしましたが、初期状態では仮想化支援機能(VT / VT-d)が無効だったのでUEFIの設定を変えてやる必要がありました。

必要になったらONにしてくれという発想のようです。
やっぱ、ONにすると電池食うのかな?^^;

関連記事 Thinkpad X1 CarbonにHyper-Vをインストールする方法 | 有限工房

電池持ち (2018/01/01追記)

電池持ちは、カタログスペックでは15時間とありますが、実際の所どうなのでしょうか?

1日、充電せずに実際に作業に使ったときの記録を載せておきます。

稼働状況は以下のとおりです。

  • OSはWindows 10 Pro
  • 電源関連の設定は工場出荷状態のまま
  • 画面の明るさは20%~30%程度と控えめの設定(明るいの苦手なので)
  • Hyper-V仮想マシン(Ubuntu Server 16.04)が裏で1台稼働
    (止めるのを忘れていた。痛い。これはかなり電池持ちに悪そう)
  • 作業はブラウザ上でブログ記事の入力。時々、超軽量な画像編集
    画像編集といっても、スクリーンショット画像をトリミングしたりする程度
  • トイレ、タバコ休憩のため5分程度放置する事があるが、基本的に触りっぱなし
    短い間隔で文章を考えては打ち、考えては打ち、を繰り返す操作パターン
    画面が消灯する暇があまりない
記録
時間
時間差 使用
時間
積算
残量 状況
9:41 0:00 0:00
96%
作業開始。
電源ON。
12:15 2:34 2:34
67% 残り時間6:48
休憩がてら記録。

この間文字通り
一瞬も休みなく使用。

14:46 2:31 5:05
40% 残り時間4:03
休憩がてら記録。

途中数回トイレで
離れた以外は
連続的に操作。

15:23 0:37 5:42
37% 残り時間2:35
人間がダレ始めるw
シャットダウン前に
記録。どうしてこんなに
急に減ったのか
よく覚えていない。
~休憩~
22:27 0:00 5:42
33% 残り時間1:30
作業再開。
電源ON。やはり起動は電力を
大きく消費する。
0:42 2:15 7:57
14% 残り時間1:27
人間がギブアップ

この日は人間のほうが先にリタイアしてしまい、バッテリーが上がるまで使い込むことができず、記録としては中途半端になってしまいました。申し訳ないです(;´∀`)

残り時間の予測を信じるのであれば、9時間30分は固い感じです。

個人的には十分な時間で、ACアダプタを持ち運ばなくても1日中外で作業できるようになったので、大満足です。

重量 (2017/12/27追記)

先代のX200sの重量はスペック上、本機と同じ1.1kgでしたが、交換式バッテリーが後ろにあったために重心が後ろに偏っていて、重みを感じます。

本機はバッテリーが内蔵になり、薄型のものをバランス良く配置しているのでしょう、重い場所の偏りがなく、どこから持っても重さを感じません

バッテリー内蔵はメンテナンス面ではマイナスですよね。
ただ、プラスドライバーで裏蓋を外すだけでアクセスできるので、自分で交換できる難易度です。

ボディ全般 (2017/12/27追記)

キーボードも含め、ボディ全体に剛性感があり、「機械」として「カチッ」としています。
当然、片手で持っても「しなる」ようなことはありません。

何と表現したら良いんでしょう…、車で例えるとドイツ車?
机に置くと、何とも言えない「まとまり感」「カタマリ感」があります。

きょうび、軽量ノートパソコンの重量は900g台が珍しくなくなりました。
その枠で見ると、本機は約1.1kgで平凡な数字です。

しかし、

多少の重量増は目をつむってでも、
更に表面上目に見えず、マーケット的にアピールしにくくても、

あえて強度重視のロールケージ設計を選ぶ。

そういうところに、本機の見えない良心を感じます。

スキあらば自分語りしつつ、まとめ

私のノートPC遍歴は、古くはEPSON PC386NOTE-WR、SHARP MURAMASA、SONY VAIO type Zと来て、ついにLenovo Thinkpad X200sと出会い、その超実用本位にシビれて現在(X1 Carbon)に至る、という状況です。

昔から、基本的にカッチリした機種が好きでした。
VAI○は貧弱で見掛け倒しでしたが…。

Thinkpadはシンプルな見た目もあり、昔からお世辞にもカッコイイと言えない……むしろ「無骨」「野暮ったい」……直球で言うとダサい部類かと思います。

でも……そこが良いんだよなあ(笑

長く触ると分かるんですけどねぇ…特に実用に振ってあるXシリーズの良さは。

都会の、わりと大きな電気屋じゃないと置いていないので、多くの人に触ってもらう機会が少ないので、なおさら残念に思います。

ん~、ちと臭いですね。スミマセン。

何が言いたいかというと、質実剛健に徹しているのが好きってことです。

カッコイイ見せ場やギミックは一切ありませんが、日常利用の道具として実用できる機械であるところがとても気に入っています。

今後も、気付いたところは続々、追加してゆきます。
いずれ、かなり長~い記事になると思います^^;

X1 Carbonの関連記事は以下のとおりです。
併せてお読みいただけますと幸いです。

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