KUSANAGIを設定してWordPressを立ち上げる

ConoHa

ConoHaにKUSANAGI(くさなぎ)をインストールする手順です。

KUSANAGI(OS)のインストール自体は前回で終わっていますので、今回はKUSANAGIの初期設定をすることでネットからWordPressブログを見ることができる状態に持っていきます。

KUSANAGIの初期設定の大まかな段取りは下記のようになります。

  1. 初期設定
    →OSとしての初期設定
  2. プロビジョニング
    →WordPressの動作に必要な初期設定
  3. WordPressのインストール
    →ブログ名等のソフト的な設定

初期設定

下記マニュアルに従い作業します。

KUSANAGIの初期設定 – KUSANAGI
超高速WordPress仮想マシン

コンソールに接続する

前回のOSインストール作業後、セットアップ途中で放っておくとセキュリティ上問題があるかと思い仮想マシンの電源を切っておりました。

まずは仮想マシンの電源を入れ、コンソールを開きます

  1. ConoHaの管理画面にログイン
  2. 「サーバー」タブを選択
  3. 『起動』ボタンを押下し、仮想マシンの電源を入れます仮想マシンの起動
  4. 『コンソール』ボタンを押下し、コンソールを開きますコンソールを開く
  5. コンソールが開きますので、rootのIDとパスワードを入力してログインします
    screenshot_20161115_171636

システムの更新・再起動

yumコマンドを実行してシステムを最新状態に更新します。
引数の意味は分かりません。スミマセン(汗)

yum --enablerepo=remi,remi-php56 update -y

色々出てくるので「Complete!」を待ちます。

システムの更新(yum)

Complete!したら、

reboot

コマンドを入力して仮想マシンを再起動します。
仮想マシンが起動したら再度rootでログインします。

対話型セットアップ開始

ログインしたら、

kusanagi init

を実行します。
初回起動時は下図のように鍵暗号を作成するようです。

SSH鍵暗号の作成

数分待つと、

KUSANAGI ロケールの設定

のようにキー入力待ちの状態になります。
以降、質問に答えてゆきます。

タイムゾーン指定

Search or select timezone:
Africa/Abidjan
Africa/Accra
.
.
.

のようになりますので、名称をキー入力して絞り込んでから上下カーソルで

Asia/Tokyo

を選択します。

ロケール指定

KUSANAGI ロケールの設定

Select your using language.

1 : English
2 : 日本語

q : quit

Which are you using?:

ときたら『2』を入力し、「日本語」を指定します。
コンソールだと文字化けして読めません(^^ゞ

キーボードタイプ指定

Select your keyboard layout.

1 : English
2 : Japanese

q : quit

Which are you using?:

ときたら『2』を入力し、「日本語キーボード」を指定します。

ユーザ「kusanagi」に関する指定

ユーザ「kusanagi」のログインパスワード指定

ユーザ「kusanagi」のログインパスワード指定

WordPressはkusanagiユーザが実行します。

Changing password for user kusanagi.
New password:

と聞いてきますのでユーザ「kusanagi」用のパスワードを指定します。(図内①)

Retype new password:

最終確認。もう一度、同じものを入力。

ユーザ「kusanagi」のSSH鍵指定

kusanagi」ユーザ用のSSH鍵用パスフレーズを指定します。(図内②)
ちょっとピンと来てないんだが(汗、多分SSHで kusanagi として繋ぐときに要るのかな。

Generating public/private rsa key pair.
Enter passphrase (empty for no passphrase):

確認メッセージには同じものを入力します。

Enter same passphrase again:

完成した鍵ファイルは /root/kusanagi.pem にあるらしいので後でFTPとかSCPが開通したらダウンロードしましょう。

MySQL rootパスワードの設定

WordPressのデータを保存するMySQLのrootパスワードを指定します。(下図①)
※OSの root とは別物です

MySQLパスワード、Webサーバ、PHP環境の指定

Enter MySQL root password. Use [a-zA-Z0-9.!#%+_-] 8 characters minimum.

と来たら適当なパスワードを指定します。
確認メッセージには同じものを入力します。

Re-type MySQL root password.

Webサーバの選択

WebサーバソフトはNGINX又はApacheを選択できます。(下図②)

MySQLパスワード、Webサーバ、PHP環境の指定

KUSANAGI can choose middlewares.
Please tell me your web server option.
1) NGINX(Default)
2) Apache

Which you using?(1):

自分はデフォルトの『1(NGINX)』を選びました。
NGINXの方が処理効率高いらしいですね。よく知らんけど。

アプリケーションサーバの選択

WordPressの実行環境をHHVM/PHP7/PHP5から選択します。(下図③)

MySQLパスワード、Webサーバ、PHP環境の指定

Then, Please tell me your application server option.
1) HHVM(Default)
2) PHP7
3) PHP5

Which you using?(1):

自分はデフォルトの『1(HHVM)』を選びました。

余談:アプリケーションサーバー(PHP実効環境)どれを選ぶべきか?

プライム・ストラテジーさんによる性能比較のスライドがありました。
これはかなり参考になります。



WordPressの事だけ考えるなら現時点(2016年11月現在)ではHHVM一択でしょう。

体感的には

HHVM > PHP7 >>>(越えられない壁)>>> PHP5

位の違いがあります。

個人的には将来的にPHP7の改良が進み、PHP7がHHVMを超える日が来ると思っています。
HHVMでの改良が本家にフィードバックされるはずなので。

WordPress以外のPHP製アプリケーションを動かすならば互換性の観点から「PHP7」「PHP5」が選択肢になります。
特に古いPHPアプリケーションを併用する場合はPHP5を選ぶ必要があるでしょう。

完了

innodb_buffer_pool_size = 768M
query_cache_size = 192M
Initialization of KUSANAGI has been completed

こんなのが出れば設定完了です。

プロビジョニング

KUSANAGIのプロビジョニング – KUSANAGI
超高速WordPress仮想マシン

に従い、作業実施します。

コマンド実行

KUSANAGI プロビジョニング 1

kusanagi provision 【任意のプロファイル名】

を実行します。(図①)

今回は

kusanagi provision kusanagi_test

としました。

WordPressの表示言語

KUSANAGI プロビジョニング 1

WordPressの言語を指定します。(図②)

Choose the installation language of WordPress.

1 : en_US
2 : ja

q : quit

Which do you choose?

『2(日本語)』を入力しました。

FQDNホスト名

KUSANAGI プロビジョニング 1

ホスト名をFQDN(www.example.comみたいなドメインまで含むやつ)で指定します。(図③)
私はドメインを取得していないのでIPアドレスを指定しました。

ドメインを取得していない場合はIPアドレスを入力します。
自機のIPアドレスはコントロールパネルに表示されています。

screenshot_20161125_090345
ここで適当なものを指定するとWordPressが動きませんので注意して下さい。
私は適当なものを指定してハマったので、設定を削除して最初からやり直しました。設定削除手順は下記ページを参照下さい。

KUSANAGIの設定(プロファイル)を削除する方法
KUSANAGIの設定を最初からやり直すために、プロファイルを削除するための手順です。
Enter hostname(fqdn) for your website. ex) kusanagi.tokyo
Re-type hostname(fqdn) for your website.

と来たら同じものを再度入力します。

Let’s Encryptの設定

KUSANAGI プロビジョニング 2

今回設定していません。(図①)

In order to use Let's Encrypt services, you must agree to Let's Encrypt's Term of Services.
If you agree this TOS, put in your e-mail adress, otherwise carriage enter key.
TOS of Let's Encrypt : https://letsencrypt.org/repository/

ここでEnterを2回押せばスキップされます。

Re-type mail address.

データベース周りの設定

データベース名の設定

KUSANAGI プロビジョニング 2

WordPressのデータを保存するデータベースの名前を入力します。(図②)

Enter the name of your database.

今回、 kusanagi_test_db と入力しました。

Re-type database name you create.

と表示されたら同じものを再度入力します。

データベースユーザー名の設定

KUSANAGI プロビジョニング 2

WordPressのデータにアクセスするMySQLユーザの名前を入力します。(図③)
※しっかし…IDとパスワードの種類が多過ぎですね。絶対控えとかないと無理ッス(;´Д`)

Enter user name for database '作成したデータベース名'.

今回は kusanagi_test_db_user としました…って入れても入れても次に進みません。
長すぎると駄目
でした。 testuser としたら通りました。
「長すぎるから駄目」ってエラーメッセージが表示されると分かりやすいんだけどなー。

データベースユーザーのパスワードの設定

KUSANAGI プロビジョニング 2

WordPressのデータにアクセスするMySQLユーザのパスワードを入力します。(図④)

Enter password for database user '作成したデータベースユーザー名'. USE [a-zA-Z0-9.!#%+_-] 8 characters minimum.
Re-type password for database user '作成したデータベースユーザー名'.

と来たら同じものを入力します。

待つ

KUSANAGI プロビジョニング 2

WordPressのダウンロードが始まります。(図⑤)

--2016-11-15 16:54:47-- https://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz
Resolving ja.wordpress.org (ja.wordpress.org)... 66.155.40.250, 66.155.40.249
Connecting to ja.wordpress.org (ja.wordpress.org)|66.155.40.250|:443... connected.
HTTP request sent, awaiting response... 200 OK
Length: 8402893 (8.0M) [application/octet-stream]
Saving to: ‘wordpress.tar.gz’

100%[=========================================================================================================================>] 8,421,826 5.92MB/s in 1.4s 

2016-09-06 16:54:49 (5.92 MB/s) - ‘wordpress.tar.gz’ saved [8402893/8402893]

下記文言が表示されたら完了!(図⑥)

Provisioning of 【設定したディレクトリ名】 completed. Access 【設定したドメイン】 and install WordPress!

ディレクトリに移動すると確かにWordPressくさいファイルが置いてある。
今回で言うと /home/kusanagi/kusanagi_test/DocumentRoot です。

DocumentRootディレクトリの中身

キャッシュを有効にする(任意)

下の記事を参考に、キャッシュを有効にします。

KUSANAGIのキャッシュ機能をONにする
KUSANAGIの2つのキャッシュ機能(bcache/fcache)をONにする方法です。

WordPressのインストール

URLを開く

ブラウザに今回作成したサーバのURLを入力します。
例えばサーバのIPアドレスが 111.222.333.444 の場合は http://111.222.333.444/ です。

すると・・・?

screenshot_20161125_102033

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

データベース接続情報の設定

screenshot_20161125_102653

指定内容今回指定内容
データベース名KUSANAGIプロビジョニング中に指定したデータベース名kusanagi_test_db
ユーザ名KUSANAGIプロビジョニング中に指定したデータベースユーザ名testuser
パスワードKUSANAGIプロビジョニング中に指定したデータベースユーザのパスワード
データベースのホスト名データベースの場所localhost
テーブル接頭辞wp_

インストール実行をクリック

screenshot_20161125_102713

ブログの情報を入力

後々同期バックアップの設定をすると恐らくこの辺の情報は無くなってしまう(正のものに上書きされてしまう)筈なので、困らない程度に適当に入力しておきます。

こちら(副サイト)が検索エンジンに引っかかって正サイトがコピーサイト扱いされるとマズいので、「検索エンジンでの表示」は『インデックスしないようにする』を選択しました。
普通にブログを立ち上げる場合チェックを入れてはいけません。

screenshot_20161125_102839

ログイン

『WordPressをインストール』ボタンを押すと下図のようになります。

screenshot_20161125_102858

『ログイン』ボタンを押すとWordPressのログイン画面が表示されます。
WordPressセットアップ時に入力したユーザ名とパスワードを入力してログイン。

screenshot_20161125_102923

ダッシュボードが開きました。

screenshot_20161125_103009

 

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