Ubuntu 16.04 Serverのインストール手順

こんにちは。不可思議絵の具です。

Ubuntu Serverのインストール手順を説明します。
大まかな構成は下記の通りです。

  • Ubuntu Serverのインストール
  • opensshのインストールと初回SSH接続
  • 初回システム更新

この記事ではHyper-Vの仮想マシンでやっていますが、物理マシンでもインストール手順は変わりません。

関連記事 Hyper-Vの仮想マシンを作ったときの記録

もくじ(押すと各章に飛ぶ)

初起動

Ubuntuのインストール用イメージをセット(DVD/ISO)した機械を起動すると、下記画面表示(GRUB)になります。

Ubuntu初回起動(GNU GRUB)

Enterキーを押下(Install Ubuntu Serverを選択)するとインストーラーが開始します。

Ubuntuのインストール

言語設定

Ubuntu セットアップ画面(言語選択)

日本語を選択。

以降、必要な部分のみ切り出した画像で説明します。

警告

言語選択画面の警告

ゆうても、全部英語の方が困るので「はい」

場所の選択

場所の選択

日本を選択。

キーボードの設定

キーボードの設定

いいえ

キーボードの設定

Japaneseを選択

キーボードの設定

普通のWindows PCを買ってきたのなら「Japanese」で良いです。

他のは今の御時世、まず見かけません。

ネットワークの設定(ホスト名)

ネットワークの設定

LANで使う分にはどんな名前でも良いです。

参考 ホスト名(Wikipedia)

参考 ホスト名命名指針(RFC1178)

自分は公開ドメインのサーバーも持っていますので、区別を明確にするために家庭内LANのマシンには.lanというTLDを振るようにしました。

余談ですが、LAN内のTLDってどんな規則が正解なんですかね?
適当すぎるとトラブルになるみたいだから右に倣えしたいんだけど…。

参考 LAN内の私的使用トップレベルドメイン名に対する考察(BugbearR様のWiki)

参考 TLDにおける名前衝突 (Name Collision)問題(JPNIC)

MicrosoftのActiveDirectoryでは.localを推奨しています。
一方、Appleは.localは使うなと言っています。

自分は、手打ちの少なさから.lanにしました。

(2018/07/24追記+修正)
公開ドメイン(インターネット上で通用するドメイン)との衝突やインターネット標準を考慮すると・・・

LAN内で勝手にドメインを作る場合はICANNが永久にドメインを発行しないと宣言している「.corp」「.home」「.mail」が無難みたい。

そういう意味では「.local」「.lan」は予約されていないのでちょっと危ない

特に「.local」はMacがネットワークに参加する時に不具合が起きるので一番良くない選択になるとのこと。

ベストアンサーとしては自分の公開ドメインを

  • 持っている…「サブドメイン.公開ドメイン」
  • 持っていない…家庭なら「.home」、法人なら「.corp

ということになるようです。

ピクチャーコード様、ご指摘ありがとうございました。

参考 Mac が参加するADのドメイン名で .local を使わないでください。 (ピクチャーコード)

最初のユーザーの登録

ID

パスワード

ユーザー登録
ユーザー登録

ログイン時、管理者として実行時(sudo)に使います。

パスワード警告

すみません…「はい」。

ホームディレクトリを暗号化するか否か

ホームディレクトリの暗号化

いいえ。

時間の設定

時間の設定

タイムゾーンは「Asia/Tokyo」で合っているかと聞いてきます。

はい。

ディスクのパーティショニング

ディスク選択

ガイド – ディスク全体を使い LVM をセットアップする
を選択

ディスクを選択

最終確認。はい。

容量指定

変更せずEnter押下

UEFIインストールの強行確認

UEFIインストールを強行

はい

最終確認

はい

プロキシ情報の指定

続ける

自動アップデートの指定

自動的にアップデートしない

ソフトウェアの選択

ソフトウェアの選択

「standard system utilities」にのみチェックを入れて『続ける』。
Tab押下すると『続ける』にフォーカスが移動する)

必要なプログラムは後から追加インストールする。

再起動

  1. DVD/CD-ROMを抜く
    (仮想マシンならアンマウント)
  2. 『続ける』を選択で再起動

以上でインストールは完了です!

sshサーバーのインストール

Hyper-Vのコンソールだと漢字が化ける

再起動してログインすると漢字が文字化けしています。
これはHyper-Vコンソールの問題でしょう。

使い勝手が悪いのでSSHサーバをインストールして、以後、ターミナルソフトを使ってログインするようにします。

opensshをインストール

sudo apt install openssh-server

を実行するとSSHサーバがインストールされます。

接続してみる

インストール完了したら ip addr  コマンドでIPアドレスを調べます。

IPアドレスを調べる

今回の例では 192.168.1.201 であることが判りました。

sshの場合

Git Bashの場合はsshコマンドが標準で入っているのでssh 192.168.1.201と打てばつながります。

fuka@cyan MINGW64 ~/.ssh
$ ssh 192.168.1.201
fuka@192.168.1.201's password:
Welcome to Ubuntu 16.10 (GNU/Linux 4.8.0-34-generic x86_64)

 * Documentation:  https://help.ubuntu.com
 * Management:     https://landscape.canonical.com
 * Support:        https://ubuntu.com/advantage

8 個のパッケージがアップデート可能です。
6 個のアップデートはセキュリティアップデートです。


Last login: Thu Jan 19 19:51:25 2017 from 192.168.1.20
fuka@techo:~$

ターミナルソフトの場合

又はターミナルソフトで接続します。
下記のようなパラメータを指定します。

項目
サーバーアドレス 192.168.1.201
プロトコル ssh
ポート ssh 又は 22
ID・パスワード OSインストール時に指定したもの
文字セット UTF-8

下図はRLoginのでの例です。

『OK』押下。

上手くつながると、こんな感じ。

文字化けが直りました。

固定IPの設定

初期状態ではDHCPになっていますので、IPアドレスを固定したい場合は下記記事を参照ください。

システムの更新

早速一発目のシステムアップデートをしておきましょう。
下記記事を参照ください。

まとめ

以上、Ubuntu Serverのインストール手順を説明しました。

Hyper-V仮想マシンの準備、Ubuntuのインストール、ネットワーク周りの設定、WordPressのインストールなど、Ubuntuの初期セットアップに関する記事を一通りまとめています。

こちらもお役に立つと思います。

では(^O^)/

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