Fire HD 10新旧比較。2019年版は2017年版からどう変わったか

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(2019/11/02追記)
・判明したスペックを比較表に反映させました。
・Google Playをインストールできることが分かりました。

こんにちは。不可思議絵の具です。

2019年10月30日にFire HD 10の2019年版(第9世代。以下「Fire HD 10 (2019)」)が発売されました。

2年ぶりのモデルチェンジということでCPUのグレードアップやカラーバリエーションの追加など、ハード面の大幅な強化がなされています。

本記事を読むとFire HD 10 (2019)の注目すべき変更点の確認と、先代である2017年版(第7世代)とのスペックの違いを比較表で一覧・比較できます。

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「そもそも、Fireタブレットって何?」という方は↓の記事もご覧ください。

Fireタブレットのサイズ間の比較と、何ができて何ができないか分かるようになります。

では、本文行きます!

もくじ(押すと各章に飛ぶ)

変更点ハイライト

詳細なスペック比較の前に、大きな変更点を押さえておきましょう。

ちゃんとした(?)IT系メディアの記事を読みたい方は下記3記事を一緒に読むと良いでしょう。

ただ、日本語の記事は総じて内容薄いです(^^;

以下、私なりに大きな変化を感じた部分をピックアップして紹介します。

CPUパワーアップで約3割高速化。RAM容量は変わらず

CPUが

「クアッドコア(1.8GHz×2+1.4GHz×2)」

から

「オクタコア(2GHz×8)」

に改良され、マルチスレッド性能が向上。

4車線道路が8車線になり、車(データ)を沢山流せるようになった感じです。

 

Amazonの発表では処理速度が2017年版から3割増し

……ですが、そこで終わらない渋ちんなAmazon。

自社サービスにメリットの少ないムダな強化はしません。

残念ながらRAM容量は2GBのままですので、

「『沢山のアプリ』を立ち上げまくる」
「『ド派手な3Dゲーム』をグリグリ動かす」

というより、

「プライムビデオを見ながらTwitterする」
「Amazon Musicを聴きながらWebサイトを見る」

といった、「『ながら見』をより快適に」という考え方のパワーアップと言えるでしょう。

カラーバリエーション追加

先代まで本体色は「ブラック」のみでしたが、新たに「ブルー」「ホワイト」を選べるようになりました。

Fire HD 10 2019 ブラック 外観
ブラック
Fire HD 10 2019 ブルー 外観
ブルー(新色)
Fire HD 10 2019 ホワイト 外観
ホワイト(新色)

「ブラック」「ブルー」のベゼル(液晶の周り)は黒色
「ホワイト」のベゼルは白色

個人的にはインテリアに調和しそうなホワイトが一番惹かれたのですが、

  • ベゼルが白色だと画面を注視したときに気になりそう
    (映画とか暗めの画面で)
  • 手垢汚れが目立ちそう

なんて思うのでブルーを買います

この「ブルー」も緑がかっていて、どちらかというと「ターコイズブルー」なのが良いです。
真っ青だと、なんか子供用って感じがするので…。

(2019/10/20追記)
19日に注文した時点で、ブラックは11/1発送、ブルーとホワイトは半月待ちの状況でした。
ブラックの生産数が一番多いようです。
自分はGoogle Playが動作するか少しでも早く見たいので、泣く泣くブラックに変えました。

USBポートがUSB Type-Cに変更

USBポートの形が「micro USB Type-B」から「Type-C」に変更されました。

今時のスマホはType-Cが一般的になりましたので、その流れに合わせてきましたね。

メリットは以下のとおり。

  1. 表裏どちらからでも挿せる
  2. スマホの充電器・充電ケーブルが流用できる

個人的には地味に嬉しい変更です。 特に①!
暗い中で充電口にケーブルを挿すたびに、表裏を間違えてイライラしていましたから。

ただし規格はUSB 2.0のままなので、転送速度は向上しません。
(処理能力的にUSB 3.0にする意味もない。きっちりコスト削減)

バッテリー持ちが2時間向上

先代は10時間だったバッテリー持ちが12時間に大幅向上

さすがに連続使用で半日も持つなら、寝るときだけ充電するような使い方でも、電池不足で困ることはなくなるでしょう。

小窓で動画を見ながら他のことができる

『PIP (Pictureピクチャー Inイン Pictureピクチャー)機能』によって、画面の端の小窓に動画(Prime Video, Twitch, Netflixなど)を表示しながら、他のことができるようになります。 具体的にはこんな感じです。

  • プライムビデオを観ながら、作品のことをWebサイトで調べる
  • Twitchを観ながらTwitter実況も見る
  • Netflixを観ながら、メールを読む

10インチの大画面をさらに活かせる良機能だと思います。

PIP機能への対応状況はアプリによって異なりますが、Amazonアプリストアに置かれているアプリなら当然対応していくことでしょう。

Androidのバージョンが上がり、アプリの流通が容易に?

この章は専門用語多いのでチンプンカンプンな人が多いかも。
ほとんどの利用者にはどうでもいい情報なので、読み飛ばしてもいいですよ。
(▶スペック比較に飛ぶ

Amazonアプリストアに活気が戻る?

これは単なる私の推測ですが、前述のPIPはAndroid 8.0から搭載された機能なので、Fire HD 10(2019)に搭載されるFire OSは最低でもAndroid 8.0系がベースになると考えられます。
(もしかすると最新のAndroid 9.0系かも?)

(2019/11/02追記)
Android 9.0系がベースでした(Fire OS 7)。

今までのFireタブレットはAndroid 5.0系がベース(Fire OS 5)だったので、さすがに古さを隠しきれませんでした。

アプリ開発者から見ると、古いOSへの対応はただでさえ面倒な上に、市場的にも目立たないAmazonアプリストアへの移植は利点がないので、本気で相手にされていませんでした。
(Amazonアプリストアの品揃えの悪さ、鮮度の悪さ(リリース後放置)は本当にひどい)

しかし、Fire OSがAndroidの主流バージョンと並ぶことで移植のハードルが下がり、Amazonアプリストアの品揃えの悪さが改善するかもしれません。

Google Playストアで弾かれるアプリが減る?

Fire OSのバージョンアップは、もう1つ利点があります。

既存のFire HD 10利用者でGoogle Playを入れてアプリ不足を補っている方は結構いると思いますが、
近頃はAndroid 4.0系は完全に切り捨てられ、
次のAndroid 5.0系も動作するアプリが徐々に減ってきており、
今どきはAndroid 6.0以上が欲しい状況です。

つまり、Fire HD 10 (2017) + Google Playで使えるアプリが減りつつあります。
(Fire HD 10 (2017)はAndroid 5.0ベース)

Fire OSのベースがAndroid 8.0以上になることによって、これが劇的に改善すると考えられます。

ただし、現時点ではFire HD 10(2019)でGoogle Playが動作するかは分かりません
夢見るくらいにしておいた方が良いでしょう。

(2019/11/02追記)
Fire HD 10 (2019)でもGoogle Playが動作しました。

スペック比較

スペック上の変更点をピックアップします。

共通点

まずは共通点を押さえておきましょう。

Fire HD 10 スペック
新旧共通部分
容量
価格
32GB 15,980円
64GB 19,980円
本体 サイズ 高262 × 幅159 × 厚9.8mm
画面 サイズ 10インチ IPSパネル ノングレア
解像度 1920×1200 (224ppi)
RAM容量 2GB
Wi-Fi対応 a / b / g / n(最大300Mbps)
ac(最大6.9Gbps)
SIM対応 なし
オーディオ ステレオスピーカー
3.5mmステレオジャック
GPS なし
(Wi-Fi経由による簡易位置情報サービス)

色々とパワーアップしつつ(後述)、お値段は据え置き

サイズは変わっていないので、先代(2017)用のカバー・ケースが使い回せます

旧Fire HD 10を持っている人にとっては、CPU以外にハデな変更が無いので買い換える理由に乏しいですが(Google Play重視の人は別)、これからFire HD 10を買う人にとっては買い控える理由がありません。

変更点

続いて、変更点です。

スペックアップは青文字、スペックダウンは赤文字で示しています。

Fire HD 10
変更点
新Ver.
(2019 / 第9世代)
先代
(2017 / 第7世代)
商品ページ 開く
本体 重量 504g 500g
カラー ブラック
ホワイト
ブルー
ブラック

プロセッサ SOC MediaTek MT8183 MediaTek MT8173
CPU 64bit オクタコア
ARM Cortex-A73(2GHz)×4
ARM Cortex-A53(2GHz4
64bit クアッドコア
ARM Cortex-A72(1.8GHz)×2
ARM Cortex-A53(1.4GHz)×2
GPU Mali-G72 MP3 PowerVR GX6250 GPU
Bluetooth 4.2LE 4.1LE
バッテリー 最大12時間 最大10時間
micro
SDXC
最大512GB 最大256GB
カメラ フロント 200万画素
(HD画質)
30万画素
(VGA画質)
リア 200万画素(HD画質)
720p動画撮影(HD画質)
200万画素(HD画質)
Fire OS
バージョン
7.3
(Android 9相当)
5.3
(Android 5.1相当)
付属品 USB-C(2.0)ケーブル
9W充電アダプタ
保証書
スタートガイド
micro USB-B(2.0)ケーブル
←同左
←同左
←同左

若干重くなりましたが、4グラムと誤差の範囲です。

それよりも目玉はCPUの強化
公式発表によると処理速度が3割増しになるとのことで、期待大です。

次に、重量はほとんど変わらずバッテリー持ちが10時間から12時間に。
CPUの製造プロセスが28nmから12nmに変更され、電力効率が改善したことが主な原因でしょう。

microSDXCの限界容量UPも、地味ですが動画メインのFire HD 10には嬉しい改善です。

カメラの画質UPは微妙ですね…しかも自撮り用……(^^;
むしろカメラを外してメモリ容量を上げて欲しいくらいですが、今Amazonが一番力を入れているAlexaのビデオ通話機能を考えると、必要ということでしょうか。

(2019/11/02追記:CPUの強化について)
Geekbench 3ではマルチコアのスコアが約2倍でした。
(AnTuTuベンチマークは動作しない)

(備考)全体スペック

全体のスペックとしては下記の通りです。

まとめ:堅実な正常進化

以上、Fire HD 10 (2019)の注目すべき変更点と、先代・2017年版(第7世代)とのスペックの違いでした。

 

画面解像度アップやメモリ増量などのド派手は変更はありませんでしたが、6月のFire 7(2019)と同様、CPUと自撮りカメラの強化による堅実な正常進化です。

CPU強化は「今後のアプリの高度化への対応」と「電池持ちの向上」に必要ですし、
自撮り用カメラの強化はAlexaでのビデオ通話の高画質化に必要。

今現在、そして少し未来のAmazonのサービスを見据えて無駄なくまとまっていると感じました。

黒色だけで地味だった本体のカラーバリエーションが増えたのも良いですね。

では(^o^)/

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