知らないと損するドメインの取り方。3つのポイント

こんにちは。不可思議絵の具です。

ドメイン名の選定と購入に関して、押さえておくべき3つのポイントを紹介します。

 

企業サイト、個人ブログ、アフィリエイトサイト、Webサービス、同人サイト……。

どんな種類の「Webサイト」を作るのであれ、本気でWebサイトを一般公開するならドメインの取得は必須、と言って過言ではありません。

ドメイン名はいわばお店の看板で、あなたのサイトへの道しるべです。

メールアドレスに使うのであれば、名刺に印刷するかもしれませんね。

覚えやすく、打ち込みやすく、サイトの内容にマッチしたドメインは、それだけでブランド・資産になります。

 

サーバーはサービスが気に入らなければ何時でも引っ越しできますが、ドメイン名はそう簡単に変更できません

ドメインを変更すると・・・

  • 検索エンジンの評価がリセットされてしまいます。
  • お客さんが来にくくなりますので、またイチから集客のやり直しです。
  • 名刺やチラシにURLやメールアドレスを載せているなら、印刷し直しです。

インターネットでは、ドメインを変更することはブランドや社名を変更する事と同じくらい重大な事柄ですから、慎重に考えなければなりません。

今あなたが作ろうとしているWebサイトを末永くやってゆきたいと考えているならば、ドメイン名こそ真剣に考えるべきです。
(スパマーでも無い限り、末永くやりたい人がほとんどだと思いますが)

 

前置きが長くなってしまい、すみません。

では、具体的に抑えておくべき3つのポイントを説明してゆきます。

もくじ(押すと各章に飛ぶ)

ポイント①:分かりやすいドメイン名にする

ドメインはインターネット上の看板であり、現実世界での「住所」「電話番号」「屋号」のようなものですから、分かりやすいものでなければなりません。

ドメイン名を決めるときのセオリーを4点紹介します。

セオリー①:サイト名をドメイン名にする

基本的に、サイト名(サービス名)とドメイン名は一致させます。

セオリー②:簡単に覚えられる単語にする

打ちやすく、覚えやすく、口頭で伝えやすい物にしましょう。

orenodaisukinanekonosyasinblog.com(俺の大好きな猫の写真ブログ)

よりも

nekophoto.com(ねこフォト・ドットコム)

の方が分かりやすいですよね。

できれば、

neko.photo(ねこ・フォト)

のようにソラで打てるような4~5文字程度が最高です。

 

ブランディングの話になってきますが、人に口頭で伝えやすい3~4(文字じゃないですよ。おとの数です)だと、更に良いです。

会話の中で「ねぇ、『ヤフー』見たことある?」なんて伝わり方をしたら最高ですよね!

セオリー③:綴り間違いしない単語にする

英単語を

  • 綴りを崩したり
  • 音をズラしたり
  • 難しい物を選んだり

したものを使うと「響きは」格好良いですが、万人が親しみやすい・覚えやすいかというと疑問符が付きます。

個人的に良くないと思う名前の代表格は flickr.com(フリッカー。写真SNS)です。

どうしても flicker.com と打ってしまいます(eを余計に打ってしまう)。

こんな些細なことで、見る気満々のお客さんが辿り着けなかったら最悪です。

 

同名の他サイトにアクセスを取られてしまう危険性もあります。

実際、flickrも問題を認識しているのでしょう、 flicker.com と間違った綴りを打ち込んでも本家サイトに飛ぶようになっています。

ドメインを余計に確保するので経費の無駄です。

セオリー④:ハイフンや数字を使わない

英単語にハイフンや数字が混じると、打ち込みにくく、覚えにくいです。

口頭で伝えにくくもなります。

電話番号やブランド・屋号なら別かも?

  • the0123.com(電話番号。アート引越センター)
  • 1101.com(ブランド。ほぼ日刊イトイ新聞)

補足①:トップレベルドメインに優劣はない

トップレベルドメイン(ドメインのお尻の .com.co.jp のこと)にSEO(検索結果の順位)の優劣があるという説がありますが、それは無いと言われています。

参考 Googleは、.bizよりも.comが好き(海外SEO情報ブログ)

ですので、基本的に好きなトップレベルドメインを選べばいいと思います。

 

ただし、人間から見た「格」はあると思います。

例えば企業サイトの場合 company.xyz よりは company.co.jp の方が「しっかりしてそう」と思われるでしょう。

これは特に、昔からインターネットを使っている人ほど顕著だと思います。

URLを意識しない、10~20代のスマホ世代が相手なら関係無さそうですけどね。

補足②:偉そうなことは言えない私のサイト・・・

私のサイト(ygkb.jp)は「セオリー③」の観点では綴りにくく、良くありません。

yugen.comyugen.jp が取れなかったったからなんですが、今もすこし後悔(^_^;)

でも、「ソラで打てること」「口頭で伝えやすいこと」は押さえたつもりです。

ポイント②:無難なドメイン取得業者を選ぶ

さて、最高のドメイン名は決まりましたか?

それをどこで取得するか、ですが、結論から言うと国内の老舗ドメイン取得業者ならどこでも良いです

大手ならどこでも一定の水準にあると考えて良いです。

コントロールパネルが自分にとって使いやすそうか。

これだけ調べればいいです。
(ヘルプ画面を見れば察しが付きます)

 

ドメインの取得価格は時期によって変わりますし、そもそも、そう高いものでもありません。
(一般的なドメインは年間1,500円程度。数十万する高いものもあります)

また、複数のドメインを取得する場合、1社に集約して管理したいですよね。

ですので、その場の価格よりも、永く付き合えそうな業者を選ぶ方が大切です。

業者を変える(ドメイン管理を移管する)こともできますが、手数料が掛かりますし、手続きが面倒です。

具体的には挙げませんが、ページのデザインが古い、お知らせが更新されていないなど、今にも潰れそうなところはやめましょう

業者が潰れてしまうと、ドメインを制御できなくなります。
別の業者に管理を移管するにも、手続きが通常以上に大変になります。

国内の老舗ドメイン取得業者の一覧

国内の老舗ドメイン取得業者を紹介します。

これらの業者で取得すれば、まず間違いありません。
後は「使い勝手」と「好み」の問題です。

表の並びは私のオススメ順です。

区分 サイト 一言
リセ

GMOペパボ㈱

筆者はここを使っています。

デザインが可愛くコンパネもシンプルでわかりやすいが、全般的に字が小さいので老眼に厳しいw

同社のレンタルサーバー()を利用の場合、DNSの知識不要でワンクリック設定できる。

GMO系列なのでと価格が追従することが多い。

リセ

エックスサーバー㈱

取扱種類は多くないが、メジャーなものは確実に押さえており、通年でソコソコ安い程ではないが)。

同社のサーバー()を使う場合は契約者情報を自動で引き継いでくれ、サーバー初期費用が半額になる。

また、広告付きだが無料Webサーバーも付くので、「まずは自サイトを安くを始めてみたい」という人にもオススメ。

関連記事 WordPressを使える無料レンタルサーバーの一覧

リセ

GMOデジロック㈱

バリュードメイン

コンパネがゴチャゴチャしていて分かりにくい。
(逆に言うと詳細に設定ができるということなのだが…)

ただし同社レンタルサーバーのは簡単に設定できるようになっている。

GMO系列なのでと価格が追従することが多い。

レジ

GMOインターネット㈱

業界最大手。

最大手だけあり、最安値であることが多い。毎日何かのドメインのセールをやっている。
安く買いたいなら真っ先にチェックすべき。

契約後のダイレクトメールがスパム並みにウザいともっぱらの噂。

Whois公開情報代行無料(匿名サービス)は初回登録時に指定し忘れるとずっと有料らしいので利用時は注意。

レジ

㈱インターリンク

ゴンベエドメイン

とにかく取り扱い種類が圧倒的に多い

他では取り扱っていないような珍しいドメインも取れる。
ビックリするから一度見てみてください。
「ドメインってこんなに自由なのか」と感心するのでw

また、「萌え(.moe)」という、ここでしか取れないトップレベルドメインもある。

価格は他社に比べて全体的に割高

レジ

ネットオウル㈱

同社レンタルサーバーのと相性が良い。

の契約年数に応じて「ネットオウルポイント」が貯まり、サーバーの利用料金に充当できる。
同社サービスを長く使うと得になる仕組みで、他には無い。

セールも良くしていて、場合によっては他社より値段が安いことも多い。

リセ

Rebyc㈱

コンパネは00年代のオーソドックスな作り。

取り扱い種類・販売価格共に平凡。

同社のと連携するわけでもない。

これらをメインに使っているなら選ぶ理由はあるけれど、そうでないなら積極的に選ぶ理由はない。

リセ

㈱NTTPCコミュニケーションズ

名づけてねっと

明確に中小法人向け。

信頼・安心感の高いNTT系列が運営。

逆に言うとそれくらいしか特徴がない(^^;)
企業サイトを立ち上げる場合、上への説明が楽なのがメリットでしょうか。

を使う場合は1ヶ月分無料のサービスが付く。

価格的にも他社より割高。
ただし請求書払いができるはここだけ

レジ

㈱IDCフロンティア

Doレジ

数少ない国内レジストラの1社だが、取り扱い種類・販売価格共に平凡で正直パッとしない

しかしソフトバンク系データセンター大手のIDCフロンティアが運営しており、安定感は間違いない。

表の「区分」について

表の横幅が足りないので「レジストラー」と「リセラー」を略しています。

区分 正式名称 意味
レジ レジストラー インターネットにドメインを直接登録する権限を持つ。
全般的に取扱種類が多く、価格が安い場合が多い。
リセ リセラー いわゆる販売代理店。
実際の登録作業はレジストリに依頼している。

利用者から見た使い勝手は、レジストラー・リセラーに差はありません

ですので、単純にコンパネの使い勝手その時の値段決めて良いです。

ただ一般的に考えると、リセラーはレジストラーを間に入れる必要がある以上、レジストラー以上には安くできないと考えられます。

ポイント③:初年度費用よりも、更新料を重視する

ドメインは年中ディスカウントセールされていて、しょっちゅう「【今だけ!】xyzドメインが今なら初年度99円!」なんて言われてます。

しかし、実は次年度からは1万5千円なんてオチだったらどうですか?
流石に毎年1万5千円だったら痛いですよね。

長く続ければ続けるほど、更新料の違いが大きく響きます。

ですので、初年度の安さに気を取られず、必ず更新料をチェックしてください。

.com.net などの、いわゆる定番ドメインはコンスタントに安いです(1,500円程度)。

更新料は意外と横並び

実は、更新料に関しては意外と各社横並びの価格設定です。

そういった点からも、前段で「使い勝手が良ければ業者はどこでも良い」と書きました。

無論、1年での使い捨てが前提なら「とにかく安いところで」という選び方もアリです。
(期間限定のキャンペーンサイト、サテライトサイト、スパムサイトなど)

でも、ほとんどの場合は永くドメインを使いたいと思いますので、使い勝手の良さを第一に選ぶことをおすすめします。

まとめ

ドメイン選びのポイントをおさらいしますと、下記3点になります。

  1. 分かりやすいドメイン名にする
  2. 無難なドメイン取得業者を選ぶ
  3. 初年度費用よりも、更新料を重視する

ドメインを決めたら、次はサーバー探しですね。

レンタルサーバーはもう契約しましたか?

まだお探しでしたら、下記の記事が役に立つかもしれません。

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