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こんにちは。不可思議絵の具です。
Amazonは2019年5月16日に「Fire 7」タブレットの新バージョンを発表、予約を開始しました。
発売開始は2019年6月6日(木)から。
本記事では新発売のFire 7(2019/第9世代)が先代(2017/第7世代)に比べてどこがパワーアップしたのかを解説します。
2017年に先代のFire 7(第7世代)が発売されて以降、兄弟機種が
- Fire HD 10…スペック大幅増強でフルモデルチェンジ & その後アップデートでAlexa対応
- Fire HD 8…Fire OS 5から6へアップデート
といった感じでパワーアップしてゆく状況のなか、Fire 7は置いてけぼりをくらっていました。
しかし、ついに長い沈黙を破り、納得のパワーアップ内容を引っさげて新モデルが出ました。
発売開始日・価格
発売開始日は2019年6月6日(木)。
価格はストレージ容量16GB…5,980円、32GB…7,980円の2タイプ。
先代から価格はそのままに、ストレージ容量が倍増しています。
さらに、今までFireタブレットはAmazonだけで売られていましたが(楽天・Yahoo!の物は転売品)、今回からエディオン・ケーズデンキ・ジョーシンなどの家電量販店200店舗以上でも正規販売されます。
大きな変更点
スペック上の変更点をピックアップ。 その後、各項目について解説します。
Fire 7 変更点 |
新Ver. (2019/第9世代) |
先代 (2017/第7世代) |
|
---|---|---|---|
商品ページ | 開く | 開く | |
Alexa搭載 | ○ | - | |
容量/ 価格 |
8GB | - | 5,980円 |
16GB | 5,980円 | 7,980円 | |
32GB | 7,980円 | - | |
プロセッサ | SOC | MediaTek MT8163V/B | MediaTek MT8127B |
CPU | ARM Cortex-A53 64bit 1.3GHz × 4 |
ARM Cortex-A7 32bit 1.3GHz × 4 |
|
GPU | ARM Mali-T720 MP2 | ARM Mali-450 MP4 | |
RAM容量 | 1GB | ||
カメラ | フロント | 200万画素(HD画質) | 30万画素(VGA画質) |
リア | 200万画素(HD画質) 720p動画撮影(HD画質) |
200万画素(HD画質) | |
バッテリー | 最大7時間 | 最大8時間 | |
重量 | 286g | 295g | |
microSD | 最大512GB | 最大256GB | |
Fire OS | 6.3? (Android 7.1相当) |
5.3 (Android 5.1相当) |
バッテリー持ちは若干悪くなりましたが、他はまんべんなく大きく進歩しました。
では、各項目を解説します。
Alexa搭載
今回の新型の目玉は何と言っても「Alexaハンズフリーモード」の搭載。
「Alexa」は、声で機器に話しかけることによって
- 音楽を掛ける
- 天気予報を教えてもらう
- 今日のニュースを読み上げてもらう
- 予定やTODOを教えて、日時が来たら教えてもらう(リマインダー)
- 家電や照明を操作する
といった操作ができる人工知能です。
もともとAlexaは、スマートスピーカーの「Echo」シリーズに搭載されていましたが、昨年のFire HD 10のOSアップデートを皮切りに、Fireタブレットへの搭載が進められています。
また、「Showモード」にすれば、Echo Showのようにハンズフリーのテレビ電話機能が使えるようになります。
(2019/06/13追記)
Fire 7 2019の実機を確認しましたが、現時点では(?)Fire 7にShowモードは付いていませんでした。
間違った情報を書いてすみません。
お詫びして訂正いたしますm(_ _)m
現状、Showモードに対応しているのは【Fire HD 10】のみ、ということになります。
価格はそのままでストレージ容量UP
5,980円タイプは8GBから16GBへ、
7,980円タイプは16GBから32GBへ、お値段そのままにストレージ容量が倍増。
アプリをより沢山入れられるようになりました。
プロセッサがFire HD 8と同じものに
SoC(CPU + GPU)が兄貴分のFire HD 8と同じMT8163V/Bにパワーアップしました。
元々Fire HD 8のサクサク動作には定評があったので、これはかなり期待が持てます!
ただしRAM容量は1GBのままなので、Fire HD 8と同等にはならないと考えられます。
(2019/06/13追記 購入後の感想)
この変更はかなり大きかったです。
今まで何をするにもガクガクだったのが嘘のようにスムーズになり、Fire HD 8並の快適さになりました。
旧Fire 7を使っている方が買い換えると、かなり満足すると思います。
また、PC Watchによると、搭載CPUのCortex-A53は本来64bitモードで動作可能ですが、Fire 7では32bitモードで動くだろうと書かれています。
これの意図することは不明ですが(Fire HD 8だって64bitと謳いつつ32bit動作のような)、Fire OSの64bit対応はまだまだ先、ということになるのでしょうか。
まあ、メモリ容量の少ないこの端末で64bitモードを使う理由はない、というかデメリットの方が上回ると思うので妥当だとは思います。 いずれにせよ、利用者にとっては関係のない話です。
カメラ強化
フロントカメラ(自撮り用)が30万画素から200万画素に。
Alexaコール・メッセージ(テレビ電話機能)を見据えたパワーアップと言えるでしょう。
いっぽう、リアカメラは動画撮影に対応。
家族の記録を残すのがまっさきに想定される利用用途でしょうか。
(2019/06/13追記 購入後の感想)
確かに画像サイズは大きくなりましたが、相変わらず20年前のガラケー画質でした。
蛍光灯程度の明るさではノイズまみれで、写真用途では全く使い物になりません。
QRコードの読取りやホワイトボードの記録が主な使い道になるでしょう。
個人的には、いっそのことカメラを取っ払ってメモリ増やしてくれたらいいのに……と思っています。
Fire OSバージョンアップ?
これは私の予測ですが、先日発売されたFire HD 8に引き続き、新Fire 7にも「Fire OS 6(Android 7系)」を積むと思われます(他の機種はFire OS 5)。
ハッキリ言って利用者目線ではFire OSは5でも6でも使い勝手は変わらないのですが、開発者にとってはいつまでも古いバージョンを残されるとサポートコストが掛かるので、Fire OS 5(Android 5系)のままでは開発者にとっては嬉しくないと思われます。
実際、本家AndroidのGoogle Playでは、少しずつAndroid 5以下対応のアプリが減ってきています。
ただでさえGoogle Playとは別にAmazonアプリマーケットにリリースするのが面倒なのに、古いバージョンの縛りをいつまでも続けると貴重な開発者が撤退してしまいます。
今後は積極的にFire OS 7への移行が進んでゆくでしょう。
(旧型のバージョンアップはよ!)
(2019/06/13追記)
予測通りFire 7 2019のOSバージョンは6.3.1.2でした。
その他
- 地味に重量が10グラムほど軽量化されていてGOOD!
数百グラムのなかの10グラムって、持った感じが結構違いますからね。 - microSDの最大容量が256GBから512GBに倍増しました。
- 純正カバーは従来の鮮やかな色合いの物に加え、淡い新色が追加されました。
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Fire 7の初セールはいつ頃?
次のタイムセール祭りは6月1日から3日までなので、残念ながらFire 7の発売に間に合いません。
その次のセールは7月の「プライムデー」。
これは「サイバーマンデー」と並ぶAmazonの2大セールなので、このタイミングで初セールになることは大いに考えられます。
今までの実績で言うと、
- 16GBタイプ 5,980円 → 3,480円(2,500円引き。42%OFF)
- 32GBタイプ 7,980円 → 5,480円(2,500円引き。31%OFF)
が最安値ですが、これは発売からかなり時間が経って、かつ、年間通してクライマックスの「サイバーマンデー」での価格ですので、さすがにプライムデーではもう少し高くなってしまうのではないでしょうか?
また、今回からは家電量販店でも売られるので、各店舗での値引きが考えられますが、基本的にはAmazonのセール期間・価格を合わせるだけに留まるのではないかと思います。
まぁ個人的には、「元の値段が元々安いので、買いたいときに買っちゃえば?」とは思います。
まとめ
以上、新発売のFire 7(2019/第9世代)が先代(2017/第7世代)に比べてどこがパワーアップしたのかを解説しました。
では(^o^)/