こんにちは。不可思議絵の具です。
無料ブログからWordPressにステップアップしたい方を対象に、「WordPress専用サーバー」を紹介します。
こんなことを感じたら、「巣立ち」のときかも?
無料ブログって、手軽にブログ運営を始められて凄く便利なサービスですよね。
でも、ブログ運営に慣れてくると、こんなことが気になってくるのではないでしょうか?
- 広告の強制表示
本当は表示させたくない、変な広告が出る、スマホでサイトを見ると広告がうっとうしい…etc. - 突然のアカウント停止への恐怖
無料ブログの規約が厳しいと、思わぬ所で違反をしていたり…? - 新機能への対応が遅い
デザインが古い、常時SSLに対応していない、良いブログパーツが無い…etc.
特に①と②はブログが育ってPVが増えてくると、凄く気になってくるポイントだと思います。
こんな気持ちになってくるのではないでしょうか?
- 広告無しでお客さんに見てほしい
または、全ての広告収入を自分の物にしたい - 規約にビクビクせず、自分の思うとおりに書きたい
こんなことを感じるようになったら、WordPressへの巣立ちのときかもしれません。
WordPressなら自分の城ですから、広告を付けるも外すも自由自在ですし、記事の内容に気を使う必要もなくなります(法律は守らなきゃですけどね)。
また、世界中の人がプラグイン・テンプレート(デザイン)を公開していますので、欲しい機能をどんどん追加できますし、必ず気に入るテンプレートが見つかるでしょう。
WordPress専用サーバーなら難しくない
でも、WordPressってインストール作業が要るんでしょう…?
難しそうだし、面倒だから、無料ブログのままでいいよ…
・・・っていうのがWordPressのイメージですよね?
今は全然難しくないですよ!
昔は確かに複雑なインストール作業が必要でしたが、今では普通のレンタルサーバーでもボタンを1クリックすれば入るようになってます。
そして、WordPress専用サーバーなら、その1クリックさえ不要です。
無料ブログの管理画面で新規ブログの作成操作をするのと難しさは変わらないです。
契約したら、すぐにWordPressを使えますから、コンテンツ作成に集中できます。
普通のレンタルサーバーと何が違うのか
そんなWordPress専用サーバーですが、普通のレンタルサーバーと何が違うのかをザッと挙げますと、こんな特徴があります。
項目 | WordPress専用 | 普通のレンタルサーバー |
---|---|---|
WordPress | 使える | 使える |
WordPress 以外のアプリ | 制限あり | 使える |
WordPress 動作速度 | 超速い | 普通 |
WordPress専用サーバーは、その名の通りサーバーがWordPress専用に設計されているので、ページの表示がとても高速です。
しかし、WordPressに特化しているので、WordPress以外は動作しない可能性があります。
掲示板やグループウェアが必要であれば、別途借りる必要があるでしょう。
つまり、純粋にブログとしてのみ使う場合に最もコスパが高いサーバーと言えます。
最初からWordPress以外の用途も想定している場合は、普通のレンタルサーバーをオススメします。
WordPress専用サーバーの一覧
そんなWordPress専用サーバーには以下のものがあります。
名前 | 初期費用 | 料金 | 容量 | 作成可能 ブログ数 |
---|---|---|---|---|
カゴヤのWordPress専用サーバー | 無料 | 432円/月~ | SSD 20GB~ | 1 |
wpX Speed | 無料 | 1,320円/月~ | SSD 200GB~ | 無制限 |
WordPress最適化サーバー | 無料 | 9,980円/年 | HDD? 無制限 | 無制限 |
- 個人的なオススメ順
- 金額は税込み
- 料金は最安プランで年払い時の割引を適用したもの
- 作成可能ブログ数=1契約につき開設できるWordPressブログの数
以下、各サーバーの概要を解説してゆきます。
カゴヤのWordPress専用サーバー
現時点で一番オススメできます。
レンタルサーバー業界の老舗、「カゴヤ・ジャパン㈱」が運営。
「初期費用なし、1サイトあたり月額いくら」という明瞭会計が特徴。
最安の「グレード1」(月額432円)に始まり、「グレード7」(月額51,840円)まで柔軟にスペックを上げることができます。
一番の目玉は「KUSANAGI(WordPress最適化済OS)」の採用です。
後述の【KUSANAGI】でも書いたとおり、KUSANAGIは動作がメチャクチャ軽くてエンジニア目線ではイチオシのWordPress環境なのですが、従来VPSやクラウドにしか導入できず、Linuxの知識が必須の敷居が高いものでした。
しかし、カゴヤさんがこれをサービスとして提供してくれることにより、手軽にKUSANAGIのメリットを享受できるようになりました。
他にも「転送量200GB/日(業界最大級)」「最大10GBまでバックアップ無料」「独自SSL無料」「電話サポート対応」など機能・サービス面で非の打ち所がなく、WordPress初心者から上級者まで、まんべんなくオススメできます。
ただし、メール機能はありませんので別途Gmailなどの準備が必要です。
wpX Speed
運営はレンタルサーバーの「エックスサーバー」が有名なエックスサーバー社です。
「初期費用なし、1サイトあたり月額いくら」という明瞭会計が特徴。
最安の「グレードW1」(月間30万PV目安・月額1,320円)から始まり、必要な想定件数に応じて「グレードW7」(月間2500万PV目安・月額88,000円)まで柔軟にスペックを上げることができます(価格表は公式サイトを参照ください)。
ワードプレス最適化サーバー
先に紹介した「wpXレンタルサーバー」以外のサーバーはアクセス数に応じてプランを変更できるようになっていますが、
そういう細かいことを考えるのがとにかく面倒くさい。
何も考えなくていい無制限・最強スペックのサーバーは無いの?
という方にはここが一番オススメできます。
- 年額9,980円だけの超シンプルな料金プラン
- サイト設置数・容量・転送量が無制限
- 最初から月500万PVのサーバースペック
となっており、「1万払っとけば何も考えなくていい」超シンプルさが売りです。
(参考)その他のWordPress専用サーバー
その他のWordPress専用サーバーを参考までに紹介します。
wordpress.com
jetpackプラグインなどの超有名プラグインで知られる、Automatic社が運営するWordPress専用サーバーです。
- 無料
- パーソナル:400円/月(年額一括払い)
- プレミアム:900円/月(年額一括払い)
- ビジネス:3,000円/月(年額一括払い)
の4プランありますが、自分の広告を付けるには「プレミアム」以上が必要、プラグインとテーマを変更するには割高な「ビジネス」が必要と、何のために金を払ってるのか分からない感じなので、ちょっとイマイチ。
無料コースでWordPressの雰囲気を味わうには良いと思います。
無料レンタルサーバーにWordPressをインストール
一部の無料レンタルサーバーはWordPressをインストールできます。
しかし、広告が付きますし、インストールの手間がありますので、無料ブログをやめてまで乗り換える必要はないでしょう。
KUSANAGI
「KUSANAGI」という日本産のWordPress専用OSがあります。
OSレベルでWordPress専用ニューニング(動作の最適化)が施されており、普通のサーバーにWordPressをインストールするよりも動作速度が圧倒的に速いのが特徴です。
これを「VPS」や「クラウド」サーバーにインストールすれば今回紹介したWordPress専用サーバーを自分で作れます。
費用対性能という点では圧倒的にコスパが高い事は胸を張って言えるのですが、Linuxやサーバー構築の知識が必須で初心者には無理なのが残念です。
周りに相談しやすいエンジニアさんがいるなら、検討の価値アリです。
(2018/03/22追記)
【カゴヤのWordPress専用サーバー】(上述)が開始されたことにより、誰でも気軽にKUSANAGIを使うことができるようになりました。素晴らしい!
まとめ
紹介したレンタルサーバーは有料のものばかりになってしまいましたが、「余計な広告無しで」となると、有料のレンタルサーバーしか残りませんでした。
(本当は無料で広告のないレンタルサーバーを紹介できれば最高なんですけどね)
でも、無料ブログから出たくなる理由って、広告を外したい(又は自分の広告だけにしたい)という理由がほとんどだと思います。
サーバーを探しているときはどうしても、…安いもの…もっと言うと無料がいい…と値段に気を取られてしまいますが、「自由を得るために」無料ブログから出ようとしていることを忘れないようにしてくださいね!
本記事が引越し先の参考になれば幸いです。
無料ブログから出るなら、独自ドメインを取ったほうが良いです。
ドメインに関しては、こちらの記事をどうぞ。
技術にはもう少し自身のある方へ。
他にもレンタルサーバー関連の記事がありますので、よろしければご覧ください。
では(^O^)/