【レビュー】Amazon Fire HD 8 タブレット(2018年版:第8世代)

重いので片手で持つと親指の根本に角が刺さって痛い

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こんにちは。不可思議絵の具です。

Fire HD 8タブレット2018年版(第8世代)を購入しましたので、レビューします。

Fireタブレットには7インチ、8インチ(これ)、10インチの3種類ありますが、

  • サイズが手頃で持ち運びやすい
  • 何でも無難にこなす十分なスペック
  • 1万円を切るコスパの良さ

というバランスの取れたオールラウンダーです。

なお、この記事はFire HD 8のハードウェアの説明に重点を置いておりますので、「そもそも、Fireタブレットって何なん?何がオモロイん?」という方はFireタブレットシリーズの大枠を説明した↓の記事を読んでいただくと分かりやすいと思います。

「Fireタブレットが気になるけど、何が出来るか分からないので買うか迷っている」という方に向けて、「できること」と「できないこと」をサクッと紹介します。 Fireタブレットを買うと、どんなことができるようになるのか知りたい方に向けて書きました。

では、Fire HD 8タブレットのレビュー行きます!

Fire HD 8の特徴

Fire HD 8は通販大手のAmazonが発売するタブレット端末です。

名前が表すとおり画面の大きさは8インチ。
持ち運びしやすい手頃なサイズでありながら、プライムビデオやKindle電子書籍を1280×800ドットのHD画質で楽しめます(アプリを追加すればYouTubeなどもOK)。

OSには専用の「Fire OS」が搭載されており、ホーム画面を左右にスワイプするだけでAmazonの各種コンテンツ(プライム特典Music UnlimitedKindle Unlimitedなど)にアクセスできるように作られています。

(↑の画像をスワイプ・クリックすると気になる部分が見れます)

言い方を変えるとAmazonのコンテンツに囲い込むために作られているので、

  • ホーム画面が変更できない
  • Fireタブレット用アプリしか使えない
    (その上、他社に比べてラインナップが貧弱)

といった制約がありますが、同程度のスペックの他社製タブレットが2万円~5万円程度するところ、数分の1の8,980円と格安で買えるのが最大の利点です。

以上のことから、次のような方に向いています。

  • AmazonプライムMusic UnlimitedKindle Unlimitedの会員
    →メニュー画面だけでAmazonの使い放題コンテンツにアクセスできます
    (アプリを入れれば、Amazon以外の動画・音楽サービスも使えます)
  • タブレット初心者で最初の1台が欲しい人
    • タブレットといえばiPadを思い浮かべるが、高くて手が出せない
    • 激安中華Androidタブレットだと初期不良が不安
    • 壊れても泣かない程度の値段のタブレットを子供に買い与えたい
  • 手軽なWebサイト閲覧端末が欲しい人

一方で次のような方には向きません。

  • ゲームが主目的の人
    →Fireタブレット向けのゲームは少ないです。あってもアップデートが遅い傾向です。3D性能面でもiPadを強くおすすめします
  • ホーム画面をカスタマイズしたい人
  • Amazonの月額サービスを使うつもりが全くない人
    →ホーム画面がAmazonのサービス利用を前提に作られていますので、そのつもりが無い方にとっては使いにくいです

ただ、Fire OSはAndroidがベースなので、非公式ですがGoogle Playが入ります。

その応用でランチャーアプリを入れればホーム画面を変更できますので、多少の工夫を楽しめる方にとっては「コスパ最高のAndroidタブレット」にもなります。

関連記事FireタブレットにGoogle Playをインストールする方法

参考 ホーム画面の変更方法
(いずれ書くかも。知りたい方は「launcher hijack」でググってください)

スペック

主なスペックは以下のとおりです。

価格16GBタイプ:8,980円
32GBタイプ:10,980円
解像度8インチ
1280×800(HD画質)
本体サイズ214 x 128 x 9.7mm
重量369g
バッテリー10時間
要注意SIMなし、GPSなし

詳細なスペックは下の箱を開いてご覧ください。

Fire HD 8の詳細スペック(クリック・タップで表示)
ディスプレイ
液晶サイズ8インチ
IPSパネル ノングレア
解像度1280×800 (189ppi)
ブラックのみ
プロセッサクアッドコア 1.3GHz

詳細
SoCMediaTek MT8163V/B
CPUARM Cortex-A53
(64-bit クアッドコア 1.3GHz)
GPUARM Mali-T720 MP2
RAM
(内蔵メモリ)
1.5GB
OSFire OS 6.3.1
(Android 7.1 Nougatベース)
内部ストレージ16GB(使用可能領域 約9.6GB)または
32GB(使用可能領域 約23.8GB)
外部ストレージmicroSD(SDXC規格)
400GBまで
Wi-Fi
(無線LAN)
シングルアンテナ デュアルバンド
802.11 a/b/g/n ※ac未対応
暗号化:WEP/WPA/WPA2に対応
アドホックモード非対応
SIMスロットなし (3G/LTE利用不可)
Bluetoothあり(4.1 LE)
外部音量コントロール対応
A2DPステレオヘッドホン対応
キーボード対応
オーディオデュアルステレオスピーカー(Dolby Atmos対応)
ヘッドホン端子(3.5 mmステレオジャック)
マイク
カメラフロント:200万画素(HD画質)
リア:200万画素(HD画質)
位置情報GPSなし
(Wi-Fi経由の位置情報サービス)
センサー加速度計
環境光センサー
マルチタッチ数:10点
バッテリー10時間
サイズ214 x 128 x 9.7mm
重量369g
付属品USB2.0ケーブル
5W電源充電器
スターターガイド

参考Fire HD 8の商品ページ (Amazon)

参考Fireタブレット端末の仕様 (Amazon)

端子類は右側面にMicroSDカード、左側面にステレオスピーカー。

※商品ページより引用

上面にmicro USB、ヘッドホンジャックが搭載されています。

※商品ページより引用

基本的に家で使うことが前提でSIMカードに対応していないので、外で使うには「スマホのテザリング」「Wi-Fiルーター」「Wi-Fiスポット」などのWi-Fi環境の確保が必要です。

また、GPSが付いていないのでカーナビやPokemon GOなどの位置ゲーには不向きです。

関連記事Fireタブレットに出来ること・出来ないこと

あらかじめ映画や音楽をダウンロードしておくことはできます。

価格

価格は16GBタイプで8,980円、32GBタイプで10,980円です(2018/10/30時点)。

冒頭でも述べたとおりAmazonコンテンツを使ってもらうために格安販売されている端末なので、他のメーカーがやってられないでしょ、ってくらい安いです。

例えば、Android系の売れ筋でスペックが近い8インチの「HUAWEI MediaPad T3」だと、15,000円位はします。
(CPU0.1GHz速い、メモリ0.5G多い、GPS付いてる、Google Play入ってる等の優位性はあります)

同じく8インチの「iPad Mini 4」は、45,000円以上で圧倒的に高いです。
(性能も圧倒的に上だけど)

ですので、Amazon利用が前提の端末ですが、その上で自分の欲しい機能が満たされていればとてもコスパの良い端末だと思いますよ。

関連記事Fireタブレットの良いところ・悪いところ

レビュー

付属品

内容は以下5点。

  1. Fire HD 8 本体
  2. USB ACアダプタ(5V 1A)
  3. USBケーブル(1m)
  4. 保証書
  5. スタートガイド

ACアダプターの追加は100均ショップで買ってもいいですし、純正品も別売してます。

セットアップはとても簡単

初めて電源を入れると「Fireへようこそ」画面が表示されます。

そこで日本語を選び、Wi-FiのIDとパスワードを入力するだけです。

パスワードを入力するのが面倒なら、ここは一旦スキップすればWPSで設定できます。

関連記事Amazon FireのWi-FiをWPSで設定する方法

サイズ感・重量

縦持ちの場合、大人の男の手でなんとか掴める感じ。

見た目に比べてズッシリ重く(369g)、筐体の角が親指の根元に食い込んで痛くなってきます。

かといって手のひらに乗っけていると滑り落としそうになるので、背面ストラップを付けるのをおすすめします。

寝そべって使うのはちょっとキツいので、必要に応じてアームを設置すると良いでしょう。

外に持ち出す場合は液晶割れが怖いのでカバーを付けたいところです。

スタンドにもなるので便利良いですよ。

Amazon Fire HD 8(2017:第7世代)用純正カバーの使用感をレビューします。 純正カバーは縦向きに立てられるのが良いですね!(他では珍しいんです)

関連記事Fire HD 8に使えるカバー・保護フィルム

他のFireと画面サイズの比較

左から順にFire 7、Fire HD 8、Fire HD 10を並べた写真です。

Fire HD 8 他のFireとサイズ比較(横並べ)

こちらは、上から順にFire 7、Fire HD 8、Fire HD 10を重ねた写真です。

Fire HD 8 他のFireとサイズ比較(重ねた)

こうしてみるとFire HD 10のデカさは別格。

その一方でFire HD 8とFire 7のサイズはそう変わらず、かつ、処理速度がFire 7より格上のFire HD 8は良いバランス取れてます。

漫画を単ページで見るにはFire HD 8がベストサイズと思います。

見開きで見るには画質以前にサイズが小さすぎて厳しい。

雑誌も、パソコン雑誌みたいな細かい字ばかりの物でも、単ページ表示なら読めなくはないです。 ただ、流石に見開きは厳しいかな……。

処理速度

実用上、全く問題ありません

フリックやスクロールも感度良く、サクサク動くので全くストレスがありません。

Fire 7は常にモッサリ感がありますが、Fire HD 8では殆どそういったことはありません。

アプリの履歴が溜まってくるとホーム画面に戻るときに一呼吸置くことがありますが、そんなときは履歴をバシバシ消すか再起動すれば復活します。

数字で見るとAnTuTuベンチマーク(v7.1.0)のスコアは4.1万点で、公式サイトの集計データによると対Androidではランキング圏外、対iPhoneでは5年前の機種であるiPhone 5s(6.6万点)なら何とか同じ土俵に立てるか?という感じで、今の基準でいうと「中の下」といったところ。

Fire HD 8 (2018) Antutu7.1.1 ベンチマーク結果
CPU21,006
GPU2,439
UX13,505
MEM4,246
合計41,196

ベンチマーク内の3D表示はカクカクです。

最新最高級の機種に至っては10倍の30万点とか行きますから、大きく見劣りします。

しかしながらそれは3D性能の低さが原因であり、動画や音楽・漫画といったFire HD 8タブレット本来の使い道からすると全く問題ありません。
デレステ艦これは普通にプレイできましたよ)

と、言いますのも動画閲覧なんてのはタブレットでは当たり前に求められる機能なので、専用の処理チップが内蔵されるなどして、4~5年前からよく使われる機能の性能は頭打ちなんですよね。

ですから動画がカクカクするんじゃないか、なんて心配は不要です。

ただし値段相応で3D機能が貧弱なので、本格的な3DゲームをやりたいならiPadを買ったほうが幸せになれます(参考までに、同じ8インチのiPad mini 4のスコアは約8.8万点、より大型のiPad Proは約27万点です)。

音質

Fire HD 8にはステレオスピーカーが搭載されています。

また、「Dolby Atmos」なる技術により迫力ある音質を生み出すとのこと。

音質は思った以上に良く、小さなスピーカーとは思えない広がりと音圧を感じられました。

音量を大きくしても音割れしないのでBluetoothスピーカーなしでも普通に使えます。

外付けのBluetoothスピーカーは確かに音質が良いですが、接続が面倒くさいです。

手軽に持ち運びできますから

  • 皿洗いのときにキッチンカウンターに置く
  • 部屋の片付けをするときに隅っこに置く
  • 寝る前に枕元に置いて、録り溜めたラジオを聴く

こんな感じでサクッとソコソコの音質で聴けるのが良いです。

バッテリー容量

バッテリーは公称で10時間持ちます。

時々調べ物のために使ったり、1時間くらい音楽を流しっぱなしにするような使い方で、3日持ちました。

これだけ持ってくれるなら、あまり充電に神経質にならずに済みそうです。

カメラ

カメラはハッキリ言ってオマケ程度で、一言で言うとガラケー品質です。

リア・フロント共に200万画素(HD画質)で数字上は立派ですが、実際に撮影してみると鮮やかさに欠けます。

特に暗いところでは厳しいものがあります。

二次元バーコード撮影の為に付いているといった感じです。

ただ、タブレットで写真を撮るわけではないので、こんなもので良いかなと思います。

内部ストレージ

内部ストレージの容量は16GBと32GBの2種類あります(差額2,000円)。

2017年版では「後から追加できないから…」と32GBを選びましたが、

  • アプリを思ったより入れなかった
  • 思った以上に持ち運ばず、オンデマンドで事足りた
    (動画・音楽をダウンロードする必要がなかった)

といった理由で容量が余っていたため、2018年版は16GBタイプにしました。

昨今、SDカードはドンドン値下がりしていますから、不足したら買い足せば良いかなと。
(400GBまでのmicroSDカードに対応)

なお、SanDisk製が最もFire HD 8と相性がよく、1GB当たりの単価が最も安い(割安)のは128GBです。

Amazonプライムと相性が良い

さすがはAmazonのタブレットです。

ホーム画面で左右にスワイプするだけでプライムビデオ(映画)、Kindle(書籍・漫画)、プライムミュージック(音楽)にアクセスできますので、即座にコンテンツを楽しむことができます。

まさにプライム会員に向けて最適化されたタブレットと言えるでしょう。

関連記事Amazonプライムとは?

パソコンだと電源を入れて、待って、ブラウザーを開いてブックマークを開いて…と手間がかかるところが、Fireだと電源を入れたらホーム画面がサクッと開き、プライム特典コンテンツに即アクセスできるのが気に入っています。

関連記事Fireタブレットの良いところ・悪いところ

ちょっと知っておいたほうが良いポイント

Fire HD 8を購入する上で押さえておいたほうが良いポイントを紹介します。

保護フィルムは最低限買ったほうが良い

指紋が付きやすいので、気になる方は保護フィルムを貼ることをおすすめします。
保護フィルムの一覧はコチラの記事をご覧ください。

Amazon Fire HD 8(2017:第7世代)に対応するカバー・液晶保護フィルムを紹介します。

アプリの品揃えが悪い

Amazonアプリストアの品揃えは全く駄目です。
LINEさえ置いていないのにはビックリとしました。

品揃えの貧弱さはGoogle Playストアを別途インストールすればカバーできます。

具体的なインストール方法は下記の記事を参照ください。

AmazonのFireタブレットにGoogle Playを入れると豊富なAndroidアプリが使えるようになります。 パソコンやroot化は不要。最新APKバージョンに対応済。 動作確認機種:Fire 7(2017) / Fire HD 8(2017,2018) / Fire HD 10(2017)

HDMI端子が無いので、テレビ出力には工夫が必要

Fire HD 8にはHDMI端子が無いので、HDMIケーブルで直接テレビにつなぐ事はできませんが、テレビ側にFire TV StickChromecastApple TVなどの無線アダプターがあれば、無線でテレビ出力できます。

私はFire TV Stickを使ってテレビに映しています。

詳細は下記の記事を参照ください。

2017年(第7世代)以降のFireタブレットは、HDMI端子とMiracastが無くなったので、標準状態ではテレビに接続できなくなりました。 しかし、少し工夫すればテレビにFireタブレットの画面を映せるようになります。

保証料金付きの価格

Fire HD 8のメーカー保証は(初期不良対応)90日間、約3ヶ月です。

電化製品は1年保証は当たり前という感覚がありますから、不安を感じる方も居られるかもしれませんね。

念を入れておきたい場合は2~3年の延長保証を付けられます。

保証期間延長保証料延長保証付き価格
16GB32GB
90日
(メーカー保障)
0円内容8,980円10,980円
2年1,980円内容10,960円12,960円
3年2,580円内容11,560円13,560円

※価格は2018/11/25時点
※現行モデル(第8世代)から1年保証は廃止。ただし2年180円、3年で200円値下

延長保証の内容は以下の通りです。

  • 自然故障や突発的故障(落下・水濡れ)で1度だけ代替機に交換
  • バッテリー劣化で1度だけ代替機に交換
  • 60日以内なら解約可能(保証未使用に限る)

メーカー保証では「初期不良」にしか対応できませんが、延長保証を付けると「突発的故障」と「バッテリー劣化」に対応できます

私の場合、本体がもともと安いし利用者が大人だけなので「使い捨て」と割り切り、延長保証は付けませんでした(バッテリーがヘタったら新型を買う)が、物を壊しやすいお子様に持たせる場合には付けておいたほうが良いかもしれません。

バッテリーのヘタるタイミングを考えると、せっかく付けるなら2年以上が良いでしょう。

まとめ

以上、Fire HD 8のレビューでした。

そりゃあ、iPadに比べたら劣るところは多々あります。
カメラがショボいとか、GPS付いてないとか、ゲームの品揃えが悪いとか…。

でも、値段が5~6台分違うんですから、当たり前ですよね…。

逆に言うとカメラやGPSが要らないという人にとっては「無駄が無い」とも言えます。
(1万円弱でこれだけ色々できたら全然許せますけどね)

でも決して、安かろう悪かろうの商品ではないですよ。

チープではありますが、大企業が世界展開する製品ですから、高品質でアフターサポートもしっかりしています。

ちょっとしたゲーム機を買うと思って、是非試してみてください。

タブレットって地味な商品ですけど、あると世界が変わりますよ。

ここで足りないものを知って、それからiPadに行っても悪くないんじゃないでしょうか?

では(^O^)/